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平野復興担当大臣の会見 [平成23年10月25日] 

平野大臣記者会見録(平成23 年10 月25 日(火)9:14~9:22 於合同庁舎5号館3階特別会議室)

1.発言要旨
今日は2つ報告があります。
まず台風第12 号関係でありますけれども、災害対応に関する被災自治体ヒアリングの実施ということで、10 月29 日までに奈良及び和歌山県内の5市町村にお立ち寄りして台風第12 号に関する被災自治体の災害対応について現地ヒアリングを実施する予定です。内閣府の防災担当のほか消防庁、国土交通省及び気象庁の職員が現地に赴きまして、災害対策特別委員会等でも議論のありました避難勧告、避難指示の発令のタイミング、出し方とその判断はどのようになされたのか。また、その結果として、住民はどのように避難されたのかを中心に台風第12 号における被災自治体の災害対応について、自治体職員を対象に実施するというものであります。
この結果は、これからの災害対応に、防災対応に反映していくということになります。
それから、第1回の防災対策推進検討会議を28 日金曜日に開催いたします。委員は記者発表資料に記載のとおりでありまして、会議では会議の趣旨等を説明して、第1回目でございますので自由討議を中心に行う予定です。詳細については調整中であります。
私の方からは以上であります。

2.質疑応答
(問)昨日の復興特別委員会でも復興庁の問題がかなり取り上げられていまして、改めてなんですけれども、自民党、公明党のイメージと今政府が検討している復興庁設置法案と大分イメージというか、考え方に隔たりがあるように感じたんですが、その辺をどのように理解を求めていくのか。
(答)公明党、自民党及び野党が考えている、抽象的なイメージとしての強い権力を持った復興庁、実施官庁という言い方は理解できないというわけではないんですけれども、具体的にどういう仕事、どういう権限を復興庁に持たせたいのかということについては、我々もこれから色々な形で野党の自民党、公明党の方々にも当たりながら、考え方をしっかり酌んでいく必要があると思います。その具体的な考え方が出てきた段階でそれがいいかどうかということについて我々も検討すべきは検討しなくてはならないと思っています。
ただ、我々もどういう仕事を復興庁に担わせるかということについては、検討しまして、どうやれば復興がより効率的に迅速に進むかということを考えてきて今の法案を出していますので、それが今のところは私どもはベストだと思っています。個々の事業を復興庁がやるということについては、繰り返しになりますけれども、先ほど言った自民党、公明党の具体的な提案をいただきながら、考えていきたいと思います。

(問)これまで、今現在検討されている中身があると思うんですけれども、そこにつけ加えるというか、修正するということは。
(答)今の段階では、私どもがこれがいいじゃないかという考え方では、例えば直轄事業だったらどうかとか、補助事業についてはこの事業の実施を復興庁に持ってきたほうがいいんじゃないかというような具体的なイメージは持っていないです。

(問)関連して復興庁のお話ですけれども、昨日自民党の委員の方が修正案を出すというふうな話をしていましたけれども、提案された中身で復興庁でやったほうがいいような、さっきおっしゃられた個別の直轄事業、補助事業がいいものがあるとしたら修正に応じる可能性もあり得べしというお考えなんでしょうか。
(答)修正に応じるかどうかについては、今コメントは差し控えます。色々な考え方ありますから、その考え方が出てきたら丁寧に聞かせていただいて検討しなければならないと思います。

(問)確認ですが、まだ政府案というのは閣法で出していないと思うんですけれども、これは提出前に野党の意見を聞いて、修正して修正したものを出すということを念頭に置いていらっしゃっているのか。今から出して国会修正とかを念頭にあるのか、ちょっとそこがよくわかんないんですけれども。
(答)少なくとも、この復興庁の法案については政府内でしっかり詰めてきたということであります。一方、野党の皆さん方の主張も先ほど言いましたように、考え方として分からないというわけではありませんが、具体的に何の権限を持たせるかということについての御提言をいただいているわけではありませんので、今の段階では復興庁は今の政府案そのままで閣議決定して、それを出したいと思っています。その上で野党の皆さん方の意見、考え方については真摯に耳を傾けていかなければならないという意味で申し上げたということです。

(問)直接復興とは関係ないんですが、情報の管理の問題で衆院の事務局のサーバーがソフトのウイルスに感染したという問題があって、衆議院議員の皆さんのパソコンが1カ月間見られるような状態になっていたと。情報管理をめぐっては防衛省関連のものもサイバー攻撃に遭ったりして、情報管理の徹底が問われているんですけれども、この衆院のサーバーが攻撃を受けたということについて受けとめをお願いいたします。
(答)私もさっき新聞で見ましたけれども、この情報管理ということについては、いつ何どき起こるかわからないという一種の危機管理なんだろうと思います。そういった観点から色々なことを想定した対応というのは衆議院、参議院、国会の方ではやはり対応が必要なんだなというふうには感じました。

(以   上)

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