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西銘復興大臣記者会見録[令和4年7月24日]

令和4年7月24日(日)10時30分~10時35分 於)楢葉遠隔技術開発センター

1.発言要旨

 昨日は、富岡町を訪問いたしました。

 富岡町では、とみおかくらし情報館において、移住促進に向けた取組を視察、意見交換しました。引き続き、12市町村の移住定住の促進に向けた取組を支援してまいります。

 本日は、楢葉町を訪問いたしました。楢葉町の楢葉遠隔技術開発センターにて開催されている、「Joshikai in Fukushima2022」において、理工系に関心の高い福島県内外の全国の女子高校生たちのグループディスカッションを視察いたしました。参加された女子高校生の皆さんが今回の経験を通じて、福島、そして日本の未来の担い手として、立派に成長していくことを期待しております。  また、経済協力開発機構・原子力機関(OECD/NEA)のマグウッド事務局長と意見交換を行いました。今日のこの会談は、今年の5月に私がフランスのOECD/NEAを訪問して行った会談に続く、2度目の会談であります。福島の原子力災害からの復興に関して、政府とOECD/NEAが一層緊密に協力して取り組むことを確認しました。この内容も踏まえ、来年4月に設立する福島国際研究教育機構が、福島を始め、東北の復興を実現するための夢や希望となるよう、政府一丸となって取り組んでまいります。

 これからこの後、南相馬市において、一千有余年の歴史を経て今なお息づく伝統文化行事である相馬野馬追を観覧させていただきます。

 引き続き現場を訪問しながら、一日も早い被災地の復興、再生に向けて取り組んでまいります  私からは冒頭以上です。

 

2.質疑応答

 

(問)午前中に「Joshikai」を見学されたと思うんですけれども、学生たちが、実際理工系分野に理解を深めようと学んでいる姿を見て、福島のみならず、理工系に関する日本の将来について、どのように思ったかお聞かせいただきたいんですけど。

(答)2019年からやっていますから4年目、コロナ禍でオンラインを含めて4回目の開催と聞いておりますが、すばらしい会合を4年間続けてもらっているなという思いでディスカッションの場面等を拝見させていただきました。

 理工系女子の育成支援、あるいは来年4月に発足予定の福島国際研究教育機構にとっても、今日こうして参加されている高校生の中から、関心を持って将来関わってくれる女子生徒も出てくれないかなという思いで見ておりました。

 ブレインストーミングだったんでしょうか、思いつくことをみんなペーパーにどんどん貼っていって、とりまとめていって、課題を認識するとか、あるいは話を聞いている中で、実際に家庭と研究の両立をしている外国のメンターの方々の話を聞くということは、10代の女子高校生にとっても、これから自分の将来を考える上で、いい経験になるであろうと私の中では確信をしました。こういう会合が続いていけばいいなという思いで見てまいりました。

 

(問)23日の富岡のほうの視察ですけれども、移住定住に向けた取組というのは、具体的にいうと、この情報館の施設内を見て、職員の方から御説明を受けたということですか。

(答)とみおかくらし情報館では、体験する、4泊5日まで無料で泊まれる、移住定住に関心のある方が、例えば家族で来て泊まり込みをして、地域の人との接点であったり、移住定住につながっていくような仕組みが、とみおかくらし情報館で相談を受ける同じ屋根の下に宿泊施設もありました。

 ただ、お話を聞いていると、例えば東京のほうに移住の窓口を持っている田村市は、12市町村のセンターとは別に独自で、東京の渋谷の、これも現場を訪問させていただきましたが、そういうところで富岡の状況を発信して、関心のある方をこっちにつなげるようなこともあったらいいなという感じで私は現場を、田村市の渋谷の事務所を見た情報を交換してみましたが、まだまだやることはあるのかなという印象を受けました。

 復興庁としましては、12市町村の移住定住の促進に向けた取組を支援してまいりますし、現場で、とみおかくらし情報館で働いている方にも、何かあったら復興庁の復興局の人と連絡取って、復興庁ができることを利用して、移住定住に取り組んでいったほうがいいんじゃないですか等々のお話はしました。

 宿泊体験の部分では、関心のある方が泊まりながら、学校を見たり、さくらモールも近くにありましたし、あるいは体験として、釣りの体験というのもあったりして、若いカップルが移住定住に関心を持つには、現実にはなりわいもないといけませんので、宿泊体験をして、移住定住へつながっていけばいいなという思いで話し合いをしたところです。

    
(以  上)

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