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西銘復興大臣記者会見録[令和4年6月4日]

令和4年6月4日(土)14時35分~14時40分 於)二ツ沼総合公園 トロピカルフルーツミュージアム

1.発言要旨

 本日は田村市、楢葉町、広野町を訪問いたしました。

 田村市では、テラス石森の移住ワンストップセンターにおいて、直近の取組状況をお伺いしました。引き続き、12市町村の移住・定住の促進に向けた取組を支援してまいります。

 田村市のA-Plus、楢葉町の甘藷貯蔵施設・育苗施設、広野町の二ツ沼総合公園において農業の再生に向けた各市町の取組状況を視察しました。営農再開の加速化は重要な課題であります。農林水産省や福島県等とも密接に連携しながら、引き続き取り組んでまいります。

 広野町の福島県立ふたば未来学園においては、状況について伺うとともに、生徒の方と意見交換をしました。学校での授業に加え、地域や世界の方々との交流など、様々な経験を通じて生徒の皆さんが福島、そして日本の未来の担い手として立派に成長していくことを期待しています。

 明日は、就任以降まだ訪問していない岩手県沿岸北部の市町村を訪問しますが、引き続き現場を訪問しながら、一日も早い被災地の復興再生に向けて取り組んでまいります。

 冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

(問)大臣、先ほど、本日の視察について一言ずつお話ありましたけれども、特にふたば未来学園の高校生との意見交換の中で、特に印象に残っているような発言があれば教えてください。

(答)高校3年生、彼女は実は夜の森の桜まつりのときに、チアガールのユニフォームを着けていた方と写真を撮っていたんですね。その本人とは最初気づかなかったんですけど、チアを通じて実際に取り組んだ課題、小学生を集めることとか、あるいはプログラムを作って最終的にサッカーの応援の前でやったとか、プレゼンを高校3年であのぐらい自分一人で全部作って、見事なプレゼンだなという、非常に感心をしながらプレゼンを受けたという感じであります。自分で課題を設定して、その課題解決に向かって取り組んでいるというところがよく分かりましたし、チアというものを通じて消極的な性格の子供が少し積極性が出てきたという現場を見たという話等も受けましたが、ふたば未来学園にまた彼女自身が入りたくて家族と一緒に移ってきたという話も非常にすばらしいプレゼンでありました。感動しました。

(問)最初に、田村市のテラス石森で移住・定住に関する内容をおっしゃってたと思われるのですが、このテラス石森での視察を通して、具体的に移住・定住としてどのような政策を展開していきたいとお思いですか。

(答)サポートセンターを見る前に、東京の田村市のリクルートセンターというものを渋谷で見学をして、東京のリクルートセンターからネットでつながって、福島田村のサポートセンターとネットで交流の話合いをしたのですが、今日は逆にサポートセンターのほうから渋谷にいる人と話をすることができました。田村市のリクルートセンターとこちらのサポートセンターで話を聞いておりますと、東京に関心のある方が来て、まずオンラインではあるにせよ、地元のサポートセンターで農業をやっている人とか、様々な事業をやっている人との対話、交流ができると、実際に現地に来たときに初対面じゃないような形で、移住・定住につながるという意味でもいいのかなと私は受け止めました。

 この12市町村の移住・定住の促進については、福島再生加速化交付金で「移住・定住促進事業」を創設しておりますし、相談体制の強化をはじめ、各自治体の移住・定住の促進に向けた取組をしているところでありますが、1つの事例として田村市の事例なども参考になるのではないかと思っております。

 昨年7月に設置された「ふくしま12市町村移住支援センター」、国、福島県、被災12市町村及び関係機関からなる移住促進実行会議を設けて、12市町村の協調・連携をしっかり強化しながら、より効果的に移住・定住の実績が上がるように取り組んでいるところであります。引き続き、しっかり取り組んでまいりたいという思いを強くしたところです。

    
(以  上)

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