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西銘復興大臣記者会見録[令和4年3月12日]

令和4年3月12日(土)16:05~16:10 於)産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所

1.発言要旨

  

 本日は、葛尾村、川内村、郡山市を訪問いたしました。

 葛尾村では、帰還困難区域の状況を視察するとともに、復興交流館あぜりあに村の移住・定住支援センターが3月下旬に開設されるとのお話を伺いました。村の復興に向けて、しっかり応援してまいります。

 川内村のかわうちワイナリーでは、新たな農業への挑戦としてのワイン生産の取組についてお話を伺うとともに、ワインもテイスティングさせていただきました。川内村のシャルドネを使った白ワインでしたが、大変おいしくいただきました。私自身は、ワインにあまり知見がないものですから飲むことしか分からないんですけれども、おいしくいただきました。

 それから、16日にワインのお披露目会が行われる予定だと伺いました。是非様々な方に楽しんでいただければと思います。復興庁としましても、関係省庁とも連携して、引き続き産業やなりわいの再生を支援してまいります。

 郡山市におきましては、産総研の福島再生可能エネルギー研究所、FREAを視察いたしました。こうした既に福島に立地している研究施設とも連携し、今国会に法案を提出しておりますが、福島国際研究教育機構が世界に冠たる拠点となるよう、年度内の基本構想の策定などに政府一丸となって取り組んでまいります。

 引き続き、一日も早い福島の復興再生に向けて全力で取り組んでいきたいと思っております。

 

2.質疑応答

(問)昨日、3月11日で11年となりました。昨日は、大臣は国会対応ということで被災地に来られませんでしたが、改めて今後の復興に向けた思いを聞かせてください。

(答)昨日は私も追悼式に出たかったのでありますが、招待状もいただいておりました。予算委員会の答弁等もあって行けなかったのですが、副大臣、政務が手分けして、事務次官も手分けして参加させていただきました。

 この丸11年の節目、私自身は大臣室で幹部職員を集めて黙とうを捧げ、そしてこの節目を機に新たに全力で取り組んでいこうと。改めて現場主義を徹底して、総理からの指示のように、全ての閣僚が復興大臣であるし、私たち復興庁の現場主義に徹して、とにかく被災者に寄り添ってという総理からの指示を忘れることなく、もう一度気合いを入れて頑張っていこうということでお話しいたしました。

 私自身も、国会に提出している法案をはじめ、福島国際研究教育機構に対する期待も大きいものがありますので、しっかりと取り組んでいかないといけないなという思いを新たに強くしたところであります。

(答)葛尾村も視察されたと思うのですが、改めて復興状況に関してどのように御覧になりましたでしょうか。

(問)葛尾村では小出谷地区の復興拠点区域外の現場を、実際に11年経っての状況を見させていただきましたし、篠木村長さん、あるいは吉田議長さん、職員の方も線量計を持っておられて、この地域は今、4.5μSv/hということで、数値も見させていただき、その後、復興拠点地域の野行地区も見させていただきましたが、そこの公民館みたいな施設とか、あるいは宿泊の施設とかを見させていただきましたが、そこは線量0.2μSv/hという、こういう違いがあるのだなと。

 葛尾村は、今年の春から避難指示解除に向けた取組もしていく中で、拠点外の地域を実際に線量まで見させていただいたというのは、私が就任しまして知事さんに最初にお目にかかったときに、それぞれの市町村でそれぞれの課題があって、現在進行形であるというお言葉をいただきましたが、まさにそのことも葛尾村の拠点外と拠点の両方を見させていただく中で実感をいたしました。

 中長期的にしっかりと取り組んでいかんといけんなという思いを強くしたところであります。頑張ります。

    
(以  上)

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