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西銘復興大臣記者会見録[令和3年10月20日]

17:15~17:25 於)広野町役場

1.発言要旨

 本日は、川俣町、飯舘村、楢葉町、富岡町、広野町それぞれの町村長さんに就任のあいさつをいたしました。そして、意見交換をいたしました。

 各町村長さんとの意見交換においては、主にそれぞれの地域における現状と課題について、また引き続き復興の状況に応じた支援をとの趣旨のご要望について、要望を書類で受け取ったり、あるいは口頭でお話しをしたりということの話し合いがありました。

 本日伺った話を踏まえまして、地域によって復興の状況に差異がある、これは前に知事さんを表敬したときにも、それぞれの市町村で、10年たってそれぞれの課題があるという話も聞いておりましたので、また現在進行形であるというお話も聞いておりましたので、そのことをまさに町村長さんの話を聞いて感じたところであります。その状況に応じて、きめ細やかに支援をしていかなければいけないなということを感じました。

 私自身、とにかく現場に出向いて、被災地に何度でも足を運んで、内堀知事さんから言われた、心のひだが触れ合うようなやりとりをしてもらいたいということで、それに応えるように全力で取り組んでいきたいなということを感じた次第であります。

 また、近いうちに、事情が許しましたら、福島の浜通り地域においても、実際に復興が進んだ現場はもとより、これからの復興が始まるという現場まで、とにかくよく伺っていきたいなと思っております。学校や病院といった生活インフラもありますし、あるいは事業所、なりわいであるとか、さらには営業再開の現場なども見てみたいと思っております。

 拠点区域外などについても、様々あろうかと思いますが、今日の話し合いをさらに糧として、福島の本格的な復興再生に向けて、丁寧かつ着実な取り組みを、大臣として一生懸命頑張りたいという思いを改めて強くしたところであります。

 私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)今回、要望書を渡された自治体もあったと思うんですけれども、差し支えない程度で、どんな要望があったか、どういったお話をされたか教えてください。

(答)要望の中には、きめ細かな点もありましたけれども、まずは一通りしっかりと受け止めるということをお話ししましたが、特に移住、定住についての関心が高いところもあれば、また特定復興再生拠点区域以外の避難指示をどう解除していくのかという点、さらにはやはり私が共通に受け止めたのは、国際教育研究拠点のところのほうが関心も強いなという印象を受けました。それぞれ全力で取り組みますと、特に国際教育研究拠点につきましては、総理からの指示も出ておりますし、関係省庁あるいは地元の関係者と相談しながら、秋までに法人の形態をというところもずっと意識に残っておりまして、改めて全力で取り組んでいかんといけんなという思いを強くしたところです。

(問)実際の首長らとお話する中で、今までテレビだったり映像とかで見てきたものだったり、実際に被災地を見られた以外で、直接お話することで、新たに感じる部分だったり、知る部分というのは何かありましたか。

(答)やはり首長さんの話はぐさりぐさり刺さってきますので、知事さんが言われた、県知事さんに表敬のあいさつ、就任のあいさつは済ませたんですけれども、これからがやはり町村長さん方と何度も会うことによって、まさに心のひだが触れ合いながら、地元の気持ちに寄り添って取り組んでいかんといけんなという思いをさらに強くした次第であります。

(問)先ほど出ました国際教育研究拠点の話なんですけれども、今、秋までの法人の形態みたいなものは国で決めますという話だと思うんですが、その後の全体的なスケジュールだったり、どこに建てるかみたいな部分も含めて、そのスケジュール感というのはどのように大臣はお考えになっていますか。

(答)私は、基本的に地元の方が喜んでもらえるような形にならんといけないんじゃないかなということを、例えば事務方とも話をしておりますし、秋までに法人の形態をというのもずっと頭にこびりついているものですから、現場の実務の方々、関係省庁と連絡を取って、頑張ってほしいということを、今、一緒になって、叱咤激励しながら、秋までにと、また総理からも関係省庁と連携を取りながら、早急にという言葉も頂いておりますので、いつ頃までにという、場所についてはまだどの地域というのも言えませんが、とにかく地元の方々と話し合いをしながらやっていかんといけんなという思いを強くしております。

(問)そうすると、今、10月、今、選挙期間中ですけれども、選挙が終われば11月ですよね。11月は秋なのか冬なのかよく分かりませんけれども。

(答)私の感覚では、秋というと11月ぐらいまでかなと。

(問)あまり時間はないですよね。やっぱりそうすると11月中ぐらいには、姿を何とか見せたいなみたいなイメージをお持ちでいらっしゃる感じですか。

(答)法人の形態は秋までにという意識は、私はしょっちゅう言っています。とにかく頑張ってくれと。総理の発言もありますし、全力で頑張らんといけないなというふうに思っています。

(問)復興大臣をお受けになるに当たり、地元の議員さんの吉野さんから、何かしらお話とかはありましたでしょうか。働きかけというか。

(答)総理に同行して、岩手、宮城、福島を回ったときに、吉野先生ともお顔は合わせましたが、総理に同行しているものですから、ゆっくりお話はできておりませんが、復興大臣に就任する前から親しくお付き合いをしている先輩ですので、先輩が心配されていることの報道を見ておりますが、そういう心配のないように、とにかく足しげく通って、被災者の気持ちに寄り添って、現場の声を聞いて、全力で取り組む以外にないのかなと私は思っております。

(問)近いうち、また現場に来るということをおっしゃったんですけれども、もうスケジュール感とかはあったりするんですか。あと、具体的にこういったものを見たいんだとか、こういったものを見る予定はありますか。

(答)明日は明日で7箇所回りますけれども、あとは必ず何回も来ないといけないと思っております。選挙も強いほうではありませんので、週刊誌を見ていたら落選する大臣に私の名前が出ていたりしていますから、まず選挙は選挙でとにかく勝ち抜いて、今の気持ちは忘れずに、日程調整は、選挙に勝つという前提では失礼ですけれども、とにかく足しげく通わないといけないぞということは、秘書官にも指示をしております。

    
(以  上)

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