多賀城市において津波襲来時の住民の安全確保のための緊急避難路・物流路として整備された施工延長1,520mの笠神八幡線が10月26日に開通しました。現地では開通を記念する式典が行われ、復興庁からは復興大臣の代理として中島宮城復興局長が出席し祝辞を代読しました。
多賀城市では東日本大震災の際に河川等を横断する避難道路の不足や、救援活動拠点への道路が津波により通行不能になったことから、本線は浸水被害のあった地域から高台への避難や救援活動、支援物資の輸送、復興後の経済活動を支える道路として整備が進められていたもので、開通により多賀城市がこれまで以上に災害に強い強靭で魅力あるまちとなることが期待されます。
本線の開通により、市の震災復興事業のなかで、施設や道路等の整備事業は完了になるとのことです。深谷晃祐多賀城市長は「本日の開通式は震災復興計画の集大成。復興を実感し、命の大切さを再認識するきっかけにして欲しい」と挨拶しました。
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