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おさかなひろば「はま水」オープンの舞台裏 (福島県いわき市)[令和2年2月1日]

令和2年2月1日、いわき市久之浜町「浜風きらら」内に、おさかなひろば「はま水」がオープンしました。 オープニングイベントとして「アンコウの吊るし切り」の実践や海鮮汁(限定100食)が振る舞われました。

いわき市最北の港町久之浜は、震災前は漁業の町として知られていましたが、震災後、魚の加工工場や小売店の多くが廃業し、住民が漁業に触れる機会を失っていきました。そんな中で、商店施設「浜風きらら」は、漁業の町久之浜を再生させようといわき市が作成し、平成28年2月に復興庁から認定された久之浜大久地区「まちなか再生計画」中の商業施設整備計画によって作られ、「商業施設等復興整備補助事業」を活用して整備したものです。

そこで、復興ボランティアをきっかけにいわき市に移住した大学院生榊裕美※さんらが「漁師と地元の人がお互いの想いを伝え合いながら売り場を作っていきたい。そんなお店を作りたい。」と考え、平成30年12月「合同会社はまから」を設立し、鮮魚販売と漁師体験事業をスタートさせました。

今回「はま水」の立ち上げには、復興庁クラウドファンディング支援事業を活用しています。目標金額300万円のところ、支援者数336人、支援総額381万円が集まり目標達成しました。頂いたご支援は、「魚の加工・直売スペース」と「食堂・休憩所」を建設するための内装・備品代に充てました。

榊さんは「クラウドファンディングで目標金額が達成でき、一安心です。はま水の看板娘として盛り上げていこうと思っています。たくさんの方に声をかけて頂いているので、がんばります。」とおっしゃっていました。

※1992年生まれ。青森県八戸市出身。地元の高校を卒業後、埼玉大学教育学部に進学。大学2年の時、東日本大震災を経験。いわき市で復興ボランティアとして活動。卒業後、就職するも退職し、いわき市湯本町の温泉旅館に住み込みで働く。
一旦埼玉に戻り大学院に進学したが、2017年5月に休学しいわき市久之浜町に移住を決意。現在は試験操業の漁船に乗りつつ、「はま水」の運営と子どもたちに漁業体験の場を提供するなど活動されています。

 

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オープン前日。榊さんらスタッフの皆さんと集合写真
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開店準備中の店内
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壁面に久之浜地区の写真を展示

(以上)


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