3月16日(土)、「豊間地区復旧・復興事業竣工式」が、いわき市平豊間地内で行われました。
式では、国や福島県、いわき市の関係者が出席し、式辞、来賓祝辞が述べられた後、完成した「防災緑地」を地域の方々と共に守り育てていくため、福島県、いわき市、地元行政区との防災緑地づくり協定式典が執り行われました。さらに、豊間中学校の生徒によるトランペットの演奏や、よさこいソーラン節の披露、関係者によるテープカット及びくす玉開披のセレモニーも行われました。
豊間地区の市街地は、復興の過程において「防災力が高いまちづくり」になるよう、復興交付金を活用して、各種の防災関係事業が取り組まれてきました。例えば、復旧・復興事業では、東日本大震災の津波で被害があった河川や海岸の堤防をかさ上げして復旧したほか、「防災緑地」を新しく整備し、「県道豊間四倉線」をかさ上げ道路に改良するなど、ハード面でさまざまな防災を意識した整備を行ってきました。
この結果、ハード面での「多重防御」の機能を兼ね備えた市街地が完成し、地域の方々が、安心して生活できる環境が整いました。今後は、防災教育や避難訓練等のソフト施策をも柔軟に組み合わせた「多重防御」により、津波防災・減災のまちづくりが、さらに推し進められることとなっています。
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