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「ふるさと創造学サミット」開催(福島県郡山市)[平成29年12月9日]

12月9日(土)、「第4回双葉郡ふるさと創造学サミット~伝え合い、つながって、広がる ふたばの学び~」が、郡山市のビックパレットふくしまを会場に、双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催で開催されました。

「ふるさと創造学」とは、双葉郡8町村が取り組む、地域を題材にした探究的な学習のことです。当日集まった256名の小中学生たちが、学校ごとに掲げられたテーマについて総合的な学習の時間などに学び、そこから感じたことや考えたことを発表しました。

このうち、楢葉南・北小学校は、町内に昔から伝わる「古き良きもの」と未来に向けて作られている「新しいもの」を通して考えた「町の将来」をテーマに、実際に住民のアンケートで集計した街の声などの情報を分析しながら、今後町にどんな施設が必要かなどを考えました。提案内容についてイメージが湧きやすいよう、段ボールで制作した町の復興拠点である「笑ふるタウン」周辺の詳細な全体模型を使って発表しました。

また、浪江・津島小学校は「祭り」をテーマに、地元の伝統行事「十日市」を取り上げ、その歴史や避難先の二本松で復活した経緯など学習した内容をわかりやすく説明しました。ふるさとの人々に元気を、お世話になっている地域の人々に感謝の気持ちを届けようと考え、思いを込めて制作した手作りみこしを披露し、実際に会場で元気よく担いで気持ちを届けました。

他にも、川内中学校は村唯一の人気のカフェ(Cafe Amazon)とのクッキー制作など新メニュー共同開発の様子を紹介したり、ふたば未来学園高の生徒は、メディア・コミュニケーション班が考えた風評払拭に向けた情報発信の在り方などを提案して、参加者の関心を集めていました。

どの発表も工夫が凝らされており、参加した生徒たちは、空いた時間に他の学校が取り組んだテーマや多彩な考え方、解決策や提案などを見に行って興味深く話を聞いたり、質問して交流を深めていました。

当日は吉野復興大臣も会場を訪れ、各町村の子どもたちが考えたふるさとの将来に向けての提案などに耳を傾けていました。吉野大臣は「みなさんにはこれまで困難な局面でも元気に生活してきた『がんばる心』と、全世界からの支援に対するありがとうという『感謝の心』の2つが宿っている。この2つは大きくなってもすごく大事なこと。みなさんの力で双葉郡を昔以上にしてくれることを期待する。」と激励しました。

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開会式
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みんなで記念撮影
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楢葉南・北小学校の発表
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「笑ふるタウン」周辺の模型
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浪江・津島小学校の発表
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手作りみこし
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川内中学校の発表
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ふたば未来学園高校の生徒たちと話す吉野復興大臣

(以上)


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