7月22日、石巻市総合運動公園で、3年前に近づいた2020東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるためのイベントが開催されました。
東日本大震災の地震・津波による被害が特に大きかった石巻市には、現在、1964年東京大会で使われた旧国立競技場の聖火台が貸与されています。
今から53年前、戦争の苦難を乗り越え平和国家としての道を歩もうとする日本の復興の象徴として開かれた1964年大会をしのび、そして震災という苦難を乗り越え、「復興五輪」として開かれる2020年東京オリンピック・パラリンピック大会への機運を高めようと、復興のシンボルでもあるこの聖火台のもとでイベントが開かれました。
イベントでは、聖火台が地元の子どもたちの手によってきれいに磨き上げられ、続いてアトラクションでは、石巻地区広域消防音楽隊による演奏で始まり、宮城連合若鳶会がはしご乗りを披露し、場内のムードを盛り上げました
そして、石巻専修大学女子競走部と子どもたちによる模擬聖火リレーと、聖火台への点火が行われ、聖火台から鮮やかなオレンジ色の火が燃え上がった時には、数百人の観客から大きな拍手と歓声があがり、一気にオリンピック・パラリンピックに向け気分が盛り上がりました。
石巻市は、震災の復興の象徴として、2020東京オリンピック・パラリンピック大会の聖火リレーの出発地として誘致をすすめています。また、吉野復興大臣も7月13日にこの地を訪れ、被災地での聖火リレーが「復興五輪」として復興の姿を発信する絶好の機会であると発言しています。2020年大会が被災地の復興と、そして感謝と元気を世界に伝える機会として意義のあるものとなることが期待されます。
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(以上)
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