復興庁復興庁
  • 文字サイズ
メニュー
閉じる

地域からの復興情報icon_fuku.png icon_portal_chiiki.jpg

「石巻市オリーブと川俣町アンスリウムの連携についての意見交換会 ~東日本大震災からの復興を全国へ、そして世界へ発信!!~ 」【平成29年6月9日(福島県伊達郡川俣町・宮城県石巻市)】

6月9日、宮城県石巻市の「北限のオリーブ研究会」を中心とするメンバーが福島県川俣町を訪れ、震災後の復興事業として新たな産業創出に取り組む「石巻市オリーブ」と「川俣町アンスリウム」について、「復興五輪」への貢献をキーワードに連携を図ることを視野に意見交換会が行われました。

現在も風評被害に苦しむ川俣町での土を使わずにハウスで栽培するポリエステル媒地の現場を見学。初めての意見交換会はとても中身の濃いものになりました。

今後は、両市町ともに連携し、2020年に向け復興の発信を目指します。

平和の象徴“オリーブ”と力強さのある復興の花“アンスリウム”が2020年東京オリンピック・パラリンピックを彩ることを願って・・・


【宮城県石巻市】

2020年東京オリンピック・パラリンピックで、石巻のオリーブを使った冠をメダリストへ・・・!!

現在、東日本大震災最大の被災地である石巻市で取り組んでいる、これまでの常識に捉われない新たな特産品・生業の創出のための復興事業のひとつ“オリーブ栽培”。

2014年から栽培実験に取り組み、これまで越冬・開花・結実が実証され、更にオリーブを地域ブランドとして着実に育成していくため、産学官民連携による「北限のオリーブ研究会」が発足しました。

石巻市では、現在、500本を超えるオリーブの木が育っており、今年も開花が確認されています。

また、栽培したオリーブを使ってメダリストにオリーブ冠を贈呈する構想があります。


【福島県川俣町】

原発事故の影響を受けた町から復興の花を・・・

石巻市と同じく東日本大震災の被災地で、現在も風評被害に苦しむ福島県川俣町では、風評対策として、土を使わずハウスの中で栽培できる新しい栽培方法であるポリエステル媒地において、アンスリウム栽培に成功しました。ハート型の花とプラスチックのような質感を持つ鮮やかで美しい葉を持つアンスリウムを2020年東京オリンピック・パラリンピックでメダリストのヴィクトリーフラワーにしたり、選手村を彩る花として飾る構想があります。

川俣町は、阿武隈川山系の丘陵地帯にあり、里山と清流に囲まれ、四季折々のすばらしい眺めがあります。自然豊かなこの町の農家で、ポリエステル媒地活用推進組合副組合長の高橋祐吉さんは、「アンスリウムだけでなく、トマトや自然薯も栽培できる。土で育てなくても、味に変わりはないし、虫がつきにくいことが利点。そして何より腰を曲げずに農作業が出来るから体力的にも辛くない」と発言。今後、高橋さんは、今あるアンスリウムのハウスの隣300坪の敷地に、7500株のアンスリウムを植えるそうです。

20170609_ph1_miyagi.jpg 20170609_ph2_miyagi.jpg 20170609_ph3_miyagi.jpg
20170609_ph4_miyagi.jpg 20170609_ph5_miyagi.jpg 20170609_ph6_miyagi.jpg
20170609_ph7_miyagi.jpg

(以上)


ここで見える復旧・復興状況(ポータルページ)のトップに戻ります。
ページの先頭へ