東日本大震災の津波とその後に発生した火災により甚大な被害を受けたいわき市北東部の久之浜地区に、共同店舗型商業施設「浜風きらら」が整備されることとなり、10月3日に起工式が行われました。
この施設は、「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」を活用し、市が進める久之浜震災復興土地区画整理事業の商業街区に整備されるものです。延べ床面積約800㎡の鉄骨平屋建ての建物に、美容室、服飾販売店、久之浜町商工会、郵便局、生鮮食料品販売店など2店舗の食品小売店、寿司店など3店舗の飲食店が入居する予定となっています。建物は来年3月に完成し、翌4月にオープンする見込みです。
必要な施設に歩いて行けるコンパクトなまちづくりのため、施設の周辺エリアには、市役所支所と公民館を兼ねた津波避難ビルや災害公営住宅が既に整備され、また現在は宅地造成や道路整備が急ピッチで進められています。
震災で店と家を失ったこの地区の商店街の人々は、震災の約半年後に地区の小学校敷地内に仮設店舗「浜風商店街」をオープンさせ、震災と原子力災害の被害に負けない元気な姿を発信してきました。
「浜風商店街」と同様に人々が集い、にぎわいを生むコミュニティの拠点となることが期待されます。
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