福島県立福島商業高等学校の3年生が、福島県産のモモを使ったスイーツ(水ようかん)を開発しました。
課題研究という授業の一環で、調査研究班16名が、福島県産の材料を使って福島市を活性化させる新商品を作れないかと商品開発に取り組み、誕生したのが、この「ぎゅっPふくしま」です。
「ぎゅっPふくしま」は、傷が付いたりなどした商品価値の低い福島県産のモモを有効活用することに焦点を当て、伊達産の卵、福島乳業の「福ちゃん牛乳」を使用し、福島市の和菓子店松屋清風庵の協力で商品化されました。「ぎゅっPふくしま」という名前には、福島県産の材料を使用することで福島を「ぎゅっ」と詰め込みたいという想いと、「P」=PEACE(平和)、PASSION(情熱)、PEACH(モモ)という福島の平和への願いと商品への情熱などが込められています。水ようかんはあっさりとしたイメージがありますが、「ぎゅっPふくしま」はモモのピューレが入ることで甘みが強く、卵と牛乳のなめらかさが新しい感覚の味わいで、暑い夏にぴったりのスイーツとなっています。
生徒たちは今年4月から準備を進め、試作を何度も重ね、多くの時間を費やしてきました。感想を聞くと、「試作が大変だったが、あえて水ようかんを取り上ることで、幅広い年代に食べて欲しいと思った。」「(企画から販売までが実習なので)ポスター作りの工夫に苦労した。」などの声が聞かれました。
「ぎゅっPふくしま」は、7月22日に須賀川市で行われた第22回福島県高等学校生徒商業研究発表会で発表され、23、24日に、福島市のコラッセふくしまで限定販売されました。多くの方々が購入に訪れ、生徒たちは笑顔で商品を手渡していました。
今回は限定販売でしたが、今後は長期的に販売できるようにしていきたいとのことです。生徒は、「福島の魅力がたくさん詰まった『ぎゅっPふくしま』で福島を元気にしたい」と、地元に対する想いを語ってくれました。
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