6月22日(月)、いわき市小名浜港で行われていた「7MW油圧ドライブ型浮体式洋上風力発電設備」の組立作業が完了し、安全祈願式・披露会が行われました。
この風力発電設備は、11の企業・大学からなるコンソーシアムが経済産業省からの委託事業(「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」)の第二期事業により整備を進めているものであり、第一期では浮体式洋上風力発電設備1基(2MW)を設置しました。
今後、福島県楢葉沖の実証研究実施海域へ曳航し、9月中旬には設置工事を完了した後、各種試験調整及び試運転を経て、12月中旬から実証運転を開始する予定です。
運用が開始されれば、世界最大規模(高さ189メートル、翼長82メートル、出力7メガワット(約6000世帯分の電力))の浮体式洋上風力発電施設となります。
また、この実証研究事業では、浮体式洋上風力発電技術の確立の他に浮体動揺の予測技術の確立や大規模な洋上風力発電を実現するために欠かすことのできない漁業との共存、船舶航行の安全性確保、周辺海域環境への影響等の検証などにより、世界で初めての浮体式洋上ウィンドファーム(集合型風力発電所)のノウハウを蓄積することとしています。
この浮体式ウィンドファーム実証研究事業をきっかけとして、福島県が風車産業の一大集積地となることが期待されています。
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