復興五輪関連イベントを通じた被災地の情報発信
東日本大震災からの復興の取組に関するメディアガイド
東日本大震災から10年、そして東京2020大会の開催年という節目の2021年3月に合わせて、被災地復興支援連絡協議会の協力の下、東京都、組織委員会と共同で、東日本大震災からの復興の取組等をまとめたメディアガイドを制作し、国内外メディアにオンライン配信等を行いました。
大会期間中に実施した取組についても随時更新・追加し、メインプレスセンター(MPC)内の復興ブース等で国内外メディアに発信しました。メディアガイド(日・英)は東京2020大会組織委員会HPにてご覧いただけます。
子ども復興五輪(サッカー・ラグビー・野球)
復興庁では、被災地の子ども達の復興と地域の魅力への理解増進を目的として、「復興五輪」の機会を捉え、スポーツ交流や復興学習、被災地の食体験等を内容とする「子ども復興五輪」を開催しました。
サッカー(7月4日(日) 宮城県 宮城スタジアム等)
ラグビー(7月10日(土) 岩手県 釜石鵜住居復興スタジアム)
野球(7月17日(土) 福島県 信夫ヶ丘球場)
「交通広告」による東北(被災地の魅力、復興五輪)に関する情報発信
復興庁では「復興五輪」や「東北デスティネーションキャンペーン(4月~9月に実施)」を契機とし、交通広告を通じて、復興支援への感謝や被災地の姿・魅力を発信しています。
岩手県、宮城県、福島県の観光名所や食材の魅力をポスター、また、現在の被災地の姿や世界中からいただいた復興支援への感謝の気持ちを動画で紹介しています。
7月上旬より順次、JR山手線内・車体、東京モノレール 羽田空港第1・2ターミナル駅ホーム等に掲示されていますので是非ご覧ください。
交通広告の実施の様子
JR山手線 車内広告
JR山手線 車体広告
JR東京駅(中央通路階段脇)
JR新宿駅(東西自由通路)
東京モノレール 羽田空港第一・第二ターミナル駅(ホーム)
- ポスター
岩手県 三陸鉄道と大沢橋梁
宮城県 やまもとひまわり畑
福島県 相馬野馬追
宮城県 南三陸キラキラ丼
岩手県 三陸花火大会
福島県 農家カフェ森のガーデン(福島市)
福島県 花き(ヴィクトリーブーケ)
宮城県 宮城スタジアム 復興芝生
岩手県 復興ありがとうホストタウン
宮城県 女川駅
岩手県 中尊寺
福島県 アクアマリンふくしま
岩手県 浄土ヶ浜
宮城県 松島基地
福島県 福島あづま球場
岩手県 聖火リレートーチ
福島県 食材(GAP)
宮城県 アスリート強化支援(気仙沼)
宮城県 みちのく潮風トレイル
福島県 猪苗代ハーブ園
岩手県 滝観洞(ろうかんどう)
福島県 大川荘(会津若松市)
- 動画
東京2020大会メインプレスセンター(MPC)における被災地の情報発信
復興庁では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に合わせ、国内外のメディアの取材拠点となるメインプレスセンター(MPC)に、「復興ブース」を設置し、被災地に対するこれまでの支援への感謝や復興しつつある被災地の姿・魅力の発信、風評払拭等の情報発信を行いました。
復興ブースでは、復興五輪や被災地に関連する様々な動画、スライドの放映やポスターの掲示を行い、被災地の現状に関心を寄せる各国メディアの方々にご覧いただいたほか、動画などを座ってご覧いただけるよう、会場内には福島県産木材を使用したベンチを設置しました。
また、オリンピック、パラリンピックメダリストに贈られるビクトリーブーケの見本を展示するとともに、ブーケに使用された岩手県のリンドウ、宮城県のヒマワリ、福島県のトルコギキョウといった花々でブース内を鮮やかに彩るとともに、来場者に対しては、被災地の食材や観光地の魅力等を伝え、情報発信をしてもらえるよう、ポストカード、PRカードやチラシを配架しました。
メディアブリーフィング
MPC内の復興ブースを活用してメディア向けのブリーフィングを実施し、岩手・宮城・福島の各県で活躍する語り部、農作物や花きの生産者をオンラインで繋ぐことで、被災地の生の声を届けました。また、政府機関等(復興庁・経済産業省、農林水産省)が被災地の現状や風評払拭等について発信しました。
東北・新潟の情報発信拠点事業「東北ハウス」を通じた情報発信
「東北ハウス」は、東日本大震災の発生から10年の節目に、「世界から寄せられた支援に対する感謝の気持ち」を伝え、「復興に向けて着実に歩んでいる元気で安心な東北の姿」、「日本の他地域では味わえない観光地“東北・新潟”の魅力」を世界中の皆さんに体験していただく、期間限定の情報発信拠点です。
復興庁では、本事業における感謝コンテンツ「感謝のパネル」として、震災による苦難を乗り越え、被災地で奮闘する方々の震災復興に関するエピソードと、復興支援に対する感謝のメッセージをまとめた動画を作成し、紹介することで、国内外に対する復興の情報発信を図ることとしています。
世界中から届いたご支援への「感謝のメッセージ」
各画像をクリックいただきますと、メッセージ動画(youtube)をご覧いただけます。
東京2020 復興のモニュメント
「東京2020復興のモニュメント」は、東日本大震災の被災地と世界が結び付き復興を後押しすることを目的として、東京2020組織委員会、東京都、東京藝術大学、岩手県、宮城県、福島県等が連携して制作されました。
モニュメントの材料には、被災3県の仮設住宅で使われていた窓やドアなどを再生したアルミが使用されています。また、岩手県、宮城県、福島県の各県で2019年夏に開催したワークショップにて、各県の中学生・高校生と東京藝術大学の学生が協力し、デザインのイメージや、モニュメントに載せるメッセージが考案されました。
このモニュメントは東京2020大会の期間中にはオリンピックスタジアム(国立競技場)近くの聖徳記念絵画館前に設置され、多くのアスリートに見ていただき、被災地からの感謝のメッセージを世界へと届けました。令和3年12月には、アスリートからのサインを載せ、東京2020大会のレガシーとして被災地の自治体に設置されました。
岩手県のお披露目式の様子
宮城県のお披露目式の様子
福島県のお披露目式の様子
復興庁は組織委員会等と連携し、「東京2020復興のモニュメント」の制作・展示を通して、被災地から世界へ、震災以降の支援に対する感謝の気持ちや、大会に出場するアスリートへの応援のメッセージを届けるための動画を作成し、令和3年3月に公表しました。