子ども復興五輪(ラグビー)

復興庁では、被災地の子ども達の復興と地域の魅力への理解増進を目的として、「復興五輪」の機会を捉え、スポーツ交流や復興学習、被災地の食体験等を内容とする「子ども復興五輪」を開催しました。

ラグビー(7月10日(土) 岩手県 釜石鵜住居復興スタジアム)

「復興五輪」の開催に先立ち、東日本大震災の被災地の子どもたちを対象に、ラグビー交流・復興学習・被災地産食材の食体験等のイベントを開催し、子どもたちの復興や地域の魅力への理解増進を図る目的のもと、7月10日(土)に復興庁主催で子どもラグビー復興五輪を岩手県(釜石鵜住居復興スタジアム)において、開催しました。
「子どもラグビー復興五輪」では、当日参加する子どもたちはイベントを開催する県内の子どもたちに限定し、参加者の感染症対策を万全にした上で、実施したところです。当日、関係者含む参加者全員が体調不良を訴えることなく、無事に「子どもラグビー復興五輪」を終了しました(事前にPCR検査・抗原検査を受けた者は全員陰性)。

(1)開会式
イベントの開会にあたって、主催者挨拶として、亀岡副大臣から、参加した岩手県内の小学生21名に対し、復興に関する学習や被災地の食材を使った昼食を体験することにより、復興や地域の魅力への理解を深めてもらいたい旨、新型コロナウイルス感染症対策をしっかり行ったうえで開催している旨、将来、オリンピックに出場する選手が出てくることを期待している旨の御挨拶があったところです。
また、歓迎の挨拶(釜石市 野田市長)と来賓の挨拶(岩手県 保副知事)が行われたほか、釜石シーウェイブスジュニアの佐々木璃音(りお)さんから選手宣誓が行われました。

  • 主催者挨拶(亀岡復興副大臣(左)と選手宣誓(佐々木 璃音さん)(右))
主催者挨拶(亀岡復興副大臣)
選手宣誓(佐々木 璃音さん)

(2)ラグビー教室・小学生のチーム同士による交流試合
感染症対策・熱中症対策など子どもたちの安全を万全に期した形でラグビー教室(釜石シーウェイブス 小野主将、中村選手会長)・交流試合が行われました。

  • ラグビー教室と交流試合
ラグビー教室と交流試合1
ラグビー教室と交流試合2

(3)選手との交流
釜石シーウェイブスの選手と子どもたちとの交流があり、選手からはラグビー選手になるための体づくりの重要性や、子どもたちが今後ラグビーを続けていく上での励みとなる言葉がありました。

  • ラグビー選手と交流
ラグビー選手と交流

(4)被災地産食材の食体験
昼食は、被災地産食材を用いた食体験を実施し、子どもたちの地域の食の魅力への理解が図られました。

  • 被災地産食材を用いた食体験(三陸帆立弁当)
被災地産食材を用いた食体験(三陸帆立弁当)

(5)復興学習
いのちをつなぐ未来館の語り部である川崎杏樹(あき)さんによる講話が行われ、震災時の体験や震災に備えた日ごろの準備の重要性についてお話がありました。災害は必ず起きるものであり、特に小学生の子どもたちが率先して防災学習に参加することが未来の復興や防災に繋がるという言葉に対し、参加した小学生からは学校で行われる避難訓練をはじめとした防災に関する活動への意識が高まったといった感想が述べられ、参加した子どもたちの東日本大震災や防災についての理解を深めることができました。

  • 復興学習(語り部:川崎杏樹さん)
復興学習(語り部:川崎杏樹さん)

(6)閉会式
閉会式では、メダルやヴィクトリーブーケの贈呈が行われるとともに、釜石シーウェイブスのプロラグビー選手から、総評が行われました。また、亀岡副大臣、野田釜石市長から閉会に当たっての御挨拶が行われ、最後に山本復興局長から閉会宣言が行われました。

  • 閉会式の様子(ブーケの贈呈(左) 亀岡副大臣御挨拶(右))
閉会式の様子(ブーケの贈呈)
閉会式の様子(亀岡副大臣御挨拶)

(参考)熱中症・感染症対策(消毒液の設置、検温の実施)

(参考)熱中症・感染症対策(消毒液の設置、検温の実施)1
(参考)熱中症・感染症対策(消毒液の設置、検温の実施)2
(参考)熱中症・感染症対策(消毒液の設置、検温の実施)3