―「新しい東北」交流会in郡山・平成28年度学生ボランティア促進キャンペーンイベント
「これからの『復興』~『新しい東北』へつなげるために~」開催模様―
11月19日(土)に郡山で開催された「『新しい東北』交流会in郡山」の一環として学生ボランティア団体とNPO等が課題を共有し連携していくことを目的に企画開催しました。今回は福島県内の3大学の学生ボランティア団体と、NPO等の復興支援を行っている2団体が集まり、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、「日本IBM」)様に協力いただき「プロジェクト・マネジメント」について学ぶワークショップを実施し、併せて参加団体の活動発表と交流会も行いました。このワークショップと交流会を通じ、福島の地で「復興」に向かって活動している学生とNPO等の団体がつながりを持つとともに、各自の活動をより持続的に行っていくためのヒントを得ることができ、より一層復興支援が盛んになるものと期待されます。 |
<参加団体交流会の様子>
当日は、福島大学災害ボランティアセンター、福島県立医科大学災害医療系サークル Fukushima WILL、郡山女子大学短期大学部 幼児教育学科、一般社団法人 手づくりマルシェ、NPO法人コースタ ーの5団体が参加しました。午前中の参加団体活動発表・交流会では、各団体から、各自の取組を紹介した上で、学生ボランティア団体とNPO等の団体の間で、今後どのように連携していきたいかを発表しました。質疑応答の時間では、積極的に質問があり、盛り上がった交流会となりました。
<日本IBM様によるプロジェクトマネジメント・ワークショップ>
午後からは、日本IBM様によるプロジェクトマネジメント・ワークショップを行いました。最初に、日本IBM様の現役プロジェクト・マネジャーから、「プロジェクト」とは何かということや、プロジェクト・マネジメント手法の概要、プロジェクトの立上げに必要な要素を、講義形式で学びました。
その後、グループワークとして、
①自分自身が進めているプロジェクトの企画書の作成
②何をいつ行うのかを可視化するマイルストーン・チャートの作成
③どのような関係者がいて、どのような関心を持ち、影響力を持っているのかを可視化し、どのようなケアを行っていけばよいのか考えるステークホルダー・マップの作成
などを行い、プロジェクト全体の「可視化」を目指しました。
グループワークの中では、なかなか企画の目的が明確化できなかったり、どの順番で考えればよいのか悩む場面もありましたが、講師の皆さんが分かりやすくアドバイスしてくださり、どの団体もワークを進めていくことができました。
本ワークに参加してのアンケートからは「足りない部分が何か、可視化して考えることができよかった」「やるべきことが非常に明解になった。また、順序立てることの有用さも気付けた。」など、どの団体も新たな気づきを得て、次のステップに進むきっかけになったことが伺えました。
<おわりに>
今回の交流会・ワークショップは、学生だけではなく、地元のNPO等の団体も併せて対象とし、お互いに自分達にはなかった新たな気付きを得て、連携してもらうことで、より実効性の高い復興支援につながることを期待し、開催しました。当日は学生ボランティア団体とNPO等の団体がざっくばらんに意見交換をしている姿がみられ、新たなつながりが生まれたと考えています。
また、日本IBM様のプロジェクトマネジメント・ワークショップによって、これまでの活動の悩みや課題が可視化され、より持続的な活動への一歩を踏み出すきっかけとなりました。今後も、このような、復興活動を行う学生ボランティア団体やNPO等の団体の活動を支援する取組を進めてまいりたいと考えています。
なお、復興庁ボランティア・公益的民間連携班では、本イベントに参加したボランティア団体の皆さんに対し、ボランティア関係の情報などをメールにてご連絡しております。参加団体以外の皆様におかれましても、情報提供を希望する団体がございましたら、fukko.volunteer.p8k@cas.go.jpまでその旨ご連絡ください。
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