記者会見等
細野復興大臣記者会見録[令和8年9月18日]
令和8年9月18日(金)20:20~20:30 於)福島県庁 応接室
1. 発言要旨
この県庁に参りますと、10年半前のことが思い出されるわけで、ここに来るときは常に極度の緊張感と、そしておわびの気持ちと、何とか事態を収束させたいという、そういう思いで当時来ておりました。
今は月日がたちまして状況は大きく変わっておりますけれども、そういう思いそのものは、福島に対する思いというのは今も全く変わることがありません。今日改めてここへ来て、当時の記憶を思い起こしながら、その思いを、更にはそういう困難をしっかり乗り越えるんだという決意を新たにしたところでございます。
今日は1回目でございます。初めでございますので、まずは浜通りに行って、もう一度、そちらの首長の皆さん、地域の皆さんの話も聞いた上で、より課題を具体的に私の中で踏まえた上で、今後については一つ一つ問題解決に向かって歩んでいきたいと思っております。
あとは、皆さんからの御質問にお答えする形を取りたいと思います。
2. 質疑応答
(答)まず、私、実は浜通りにも結構これまでの役職が終わった後にも行っていますので、今もつながりのある方というのはいるんですけれども、一方で最初に大臣として訪れるとすると、それぞれの首長の皆さんということになると思います。ですから、まずはそれぞれのまちが抱えている問題のより優先度の高さだとか全体状況を把握したいと思います。
ですから、住民の皆さんやいろんな関わりのある方とも話をしていきたいと思いますが、まず最初ということでいうと、どうしても行政中心ということになろうかと思います。その中で、少しでも時間のある移動時間などについて、間の時間でいろんなところに立ち寄れれば、ぜひそういった機会をつくりたいと思っております。
(問)先ほど内堀知事との面会の中で、知事のほうから最後に、3つのキーワードと言われた後に最後のお願いとして、今後、総理とかとお話しする機会をつくっていただきたいという御発言がありました。まず、そもそも内堀知事からなぜこういった御発言をされたのか。まず大臣、その点についてはどのように考えられているのかというのと、また昨日の総理会見でも高市総理のほうからも、福島から復興大臣と防災大臣の兼務について心配の声をいただいておりますといった御発言もありました。また、福島県内からも、大臣の一体化といったようなところについて懸念の声が出ているということです。それについても大臣の受け止め、お考えについて併せてお聞かせください。
(答)県知事と浜通りの皆さん等が総理にお会いになりたいというのは、一つは第3期復興・創生期間ということで、これから正に大事な期間が始まりますので、そこで改めて直接お話をされたいという思いがおありなんだろうと思います。
それに加えて、これは端的に申し上げて、私が初めて復興大臣と防災担当ということで兼務いたしますので、復興がないがしろにされるんではないかという懸念をされる可能性があるということは承知しています。
今日私のほうで思いはお伝えをしたつもりですけれども、総理の言葉というのは全く違う重みがありますので、私としては就任2日目で、やや踏み込み過ぎかもしれませんが、高市総理に内堀知事の思いを受け止めていただいて、何とか早期の実現ということでやってまいりたいと思います。
(問)知事のほうから、第3期復興・創生期間以降の組織と制度とか財源について、しっかり確保していただくようにお願いをする場面もありました。それについても細野大臣はお答えになっていましたが、第3期以降、どのように政府として復興に取り組んでいくか、思いを改めてお伺いできればと思います。
(答)先ほど知事に申し上げたことに尽きるんですけれども、まずは第3期ということで、非常に大事な時期を迎えております。これからまた宮城、岩手にも伺おうとしているんですけれども、宮城、岩手はインフラの整備がほぼ終わっているという状況の中で、様々なそれこそ心の問題なんかも含めてどう対応していくのかということで、かなり課題が絞り込まれているということですね。したがって、第3期の復興・創生期間というのは福島にしっかりと向き合っていく期間であると思います。ですから、繰り返しになりますが、私の責任として、まずはそれをしっかりとした形にしていくことですね。予算も含めて、その責任があると思っております。
ただ、その上で、この期間だけで福島の復興が完結するかと言われれば、それはまだ課題は残ると思います。特に廃炉に向かってのプロセスというのはまだ非常に長い期間続きますし、処理水も実際に時間がかかるということですね。中間貯蔵施設についても同じことが言えると思います。これはいずれも国の責任というのは極めて重い、原因をつくった国の責任というのは非常に大きなものがあると思います。それをどのような形で福島と向き合っていくのかというのは、私はもちろんしっかりと考えていきたいと思いますし、政府全体でしっかりと検討していくべき課題であると思っております。
(問)お話、ありがとうございます。これから浜通りのほうに伺っていって課題のほうを状況把握していくというのはお聞きしたんですけれども、改めて復興大臣という職に就いて細野大臣がやらなきゃいけないと思うその役割、何を果たさなければならないというのを改めてお聞きしてもよろしいでしょうか。
(答)浜通りに関していうと、一つは依然として帰還困難区域ということで帰れない状況がございますので、そこへの対応というのが非常に優先順位が高いと思っております。今は地域エリアで対応するというよりは、個人個人の皆さんの思いというのを受け止めて、帰還をされたという方については、しっかりとそこに寄り添って、除染もそうですし、おうちに帰れるように努力をすることだと思っていますので。
実は帰還困難区域という名前をつけるときに、私、関わっておりました。果たしてそういう名前をつけていいのかというのは大分議論したんですね、当時。ただ、実際に10年を超える期間、帰れないであろうということがある以上は、それを率直にお伝えすべきだろうということで、あの名前をつけたという経過でございまして、一方で、当時議論したのは、帰還困難区域と政府としては呼ぶ一方で、新しい場所で再スタートしたいという方は、もちろんそれは応援していくんですけれども、それでもなお帰りたいという方については、できるだけ寄り添っていこうという議論をしたんです。ですから、その方針というのは今の政府にも引き継がれていると思います。ですから、それが一つ。
ただ、一方で浜通りのことを考えたときに、マイナスの部分を戻すというのではなくて、むしろプラスの部分を伸ばしていくということが必要だと思っておりまして、イノベーション・コースト構想もそうですし、F-REI、そういった経済、産業、雇用というものにつながる取組も進んでおりますので、そこをできるだけ伸ばしていく。飛躍させていくと。それは福島と政府が協力しなければできないこと、それを両方同時並行で行っていくということではないかなと思っております。
(以 上)
