記者会見等
牧野復興大臣記者会見録[令和7年12月6日]
令和7年12月6日(土)11:22~11:29 於)イオンモール幕張新都心 1階グランドコート
1. 発言要旨
震災から14年以上が経過する中で、未だ残る風評の払拭や風化防止のためには、多くの方々に福島の復興の状況を知っていただくことが何よりも重要でありまして、復興庁としましては様々なメディアの活用やイベントの開催によって情報発信をしているところです。
今回のイベントもそうですが、是非、多くの方に福島のよさを知っていただいて、更には福島県に足を運んでいただいて、地域の魅力を楽しんでいただくことで福島県の復興につながればと期待しております。
2. 質疑応答
(答)こちらのイオンさんには、福島県の「常磐もの」と言われる海産物を定期的にそれぞれのお店で販売していただいて、非常に好評をいただいております。そうした福島の水産物、農産物もそうですけれども、安全でおいしいということを多くの方に知っていただくことが福島の復興につながっていくと考えています。
(問)今回、こういった復興の現状を伝えることも大事だと思うんですが、こういったイベントを開く意義についてコメントをよろしいでしょうか。
(答)これは、とにかく来年の3月で震災から15年になりますけれども、大幅にインフラ整備等は進んでまいりましたけれども、まだまだ福島の場合にはふるさとに帰れない住民の皆さんもたくさんいらっしゃいますので、そうした皆さんを勇気づけるとともに、風評で福島県のいろんな、特に食べ物だと思いますけれども、そういうところでまだ完全に安全性への疑問が払拭されたわけではないので、それをとにかく大勢の皆さんに安全でおいしいよというのを一人でも多くの方に知っていただくことが、漁業の方や、水産加工の方や、農業の方とか、今、一生懸命やっていらっしゃる人たちの励みになると思いますので、このようなイベントを少しでもたくさん開いていければと思います。
(問)ありがとうございます。あともう一点、今日、食べられたメヒカリのお味はいかがでしたか。
(答)実は、私は静岡県なんですが、メヒカリが取れることは取れるらしいのですけれども、食べたことはなくて、今日、刺身は初めて食べました。フライは何回もありますが、思ったよりあっさりしているなと思いました。おいしかったです。
(問)間もなく東日本大震災から15年というタイミングで、この震災を知らない世代も増えていると思うんですが、復興庁としてはどのように震災の記憶や教訓を残すようにしていきたいですか。
(答)ちょうど今、岩手や宮城や福島の各県内の中では、そうした次の若い世代に教訓、また記憶を伝えていくという伝承をいろんな方たちがやっていらっしゃいます。復興庁は、そういう民間の方たちに、これからも活動していただくために、いろんな形で御支援をしていかなければならない。また、こういうイベントを通して、福島の魅力、や福島のいろんな食べ物は安全だということを伝えなければいけないですが、それとともに、東日本大震災の記憶を風化させないように努めてまいります。
(以 上)
