記者会見等

牧野復興大臣記者会見録[令和7年10月29日]

令和7年10月29日(水)10:30~10:38 於)岩手県庁3階第1応接室

1. 発言要旨

 復興大臣を拝命いたしました牧野たかおでございます。本日は達増知事に復興大臣就任の御挨拶をさせていただき、意見交換をさせていただきました。
  私からは、被災地の復興につきまして、高市内閣の基本方針に掲げられたことを紹介しまして、復興大臣としてこれまでの大臣と同様に、現場をしっかり見せていただいて、被災地の状況を受け止めながらしっかり復興に取り組んでまいるという覚悟をお伝えいたしました。
  達増知事からは、東日本大震災津波からの復興に向けた取組状況をお話ししていただくとともに、提言また要望として、心のケア等の被災者支援、そして水産業の再生、教訓の伝承と復興の姿の発信に係る支援、そうしたことについてのお話がありました。
  お話の中で、私はすごく感銘を受けたのは、岩手県知事として岩手の復興のためにいろいろ努力、またいろんな取組をされていらっしゃったと思いますが、地元の底力という言葉を何回かお話しいただきました。本当に力強い言葉だと思いますし、また、岩手の県民の皆さんに対する達増知事の熱い思いが感じられました。そうしたことを私も忘れずにこれから復興に取り組んでいきたいというふうに思っております。
 

2. 質疑応答

(問)最初に大臣に2点ほど御質問させていただきます。
  まず1点目なんですけれども、東日本大震災の発生からあと半年ぐらいで15年を迎えるわけですけども、岩手県の復興、被災地の復興にどのように取り組んでいかれるお考えか、お伺いいたします。
(答)震災から15年がもうすぐたつわけですけども、本当にこの間、岩手そして宮城、福島とそれぞれの県や自治体の皆さんが本当に努力をされて復興に努めてこられたというのを本当に重く受け止めています。
  復興庁はそうした自治体、また各県の皆さんのいろんな御努力に応えられるように、これまでも誠心誠意努めてきました。そうしたことをこれからもちゃんと継続して、やはり地元の皆さんのお気持ちをしっかり受け止めて、復興に努めていきたいと思っております。
  それと、私も8年前に国交省の副大臣を2年間で2回やったのですが、そのうちの6月ほどは復興庁の副大臣もやってましたので、この岩手にも来させていただきました。それから時間がたったわけですけども、改めてもう一度復興の状況、そして、まだやり残していること等をちゃんと検証した上で、これからの取組に生かしていきたいというふうに思ってます。
(問)2問目ですけれども、国の第2期復興・創生期間は今年度で終了するということですが、このタイミングにあわせて岩手復興局が廃止されるということになっております。今後被災者の心のケアなど、被災地の方々にどのように寄り添っていきたいとお考えでしょうか。
(答)復興局、岩手と宮城が廃止されると言われると少し。我々が考えているのは廃止ではなくて、本庁に移管するということですから、今まで出先としてこちらに復興庁の局長以下職員がおりましたが、来年度以降、4月以降は本省から足しげく各県、地方自治体に行かせていただいて、これまでと同様にいろんな御要望等を受けるつもりでいます。
  岩手、宮城については、だんだんインフラ整備的なものは完成に近づいてきてますので、むしろ水産業の振興再生だとか、いろいろ産業面のサポート支援が必要になってくると思いますけども、そうしたものについては、各省庁の単位でいろんな支援を継続していきますので、そういう各省庁への橋渡し役だったり、調整役の仕事が増えてくるのではないかなと思ってますので、それは本庁のほうに機能を移してやったほうが、より岩手の皆さんにとっていいんじゃないかなという面もあるかと思います。
  そうしたこともやっていきますし、心のケアは先ほど達増知事からもお話をいただきましたけども、これはいつまでで終わりという話じゃなくて、中長期的な視点で継続していく必要がありますので、これも厚生労働省だったり、ほかの部分は文部科学省だったり、そうした支援の施策がありますので、引き続き各省庁と連携をして、復興庁が中に入って協力ができるように頑張っていきたいと思っております。

(以 上)