記者会見等

伊藤復興大臣記者会見録[令和7年9月9日]

令和7年9月9日(火)11:40~11:45 於)復興庁記者会見室

1. 発言要旨

冒頭発言なし

2. 質疑応答

(問)除染土壌の福島県外最終処分の実現に向けて、伊藤大臣は8月の福島復興再生協議会の後に、環境省の歴代政務三役と応援団を発足させる考えを示しましたが、内堀知事はその後、記者会見で、応援という言葉に違和感がある、被災自治体の首長も同様の不満を示していたということを明らかにしました。地元からは、当事者意識を欠いた発言だとして、国と地元で復興に向けて意識の齟齬が生じているのではないか、政府内で風化が始まっているのではないかとの懸念が出ています。この点について大臣の見解を伺います。
(答)先日の福島復興再生協議会では、大熊町の吉田町長から、歴代の環境省政務三役が除去土壌等の県外最終処分について地元への理解醸成を率先して行ってもらいたいという話がありました。
 会議の席上では応援団という言葉も出ていたと思いますが、私としては応援団を発足させるという趣旨ではなく、私も環境副大臣の経験者として責任を持って対応してまいりたいという考えを申し上げたに過ぎません。
 これは、その後のいろいろな新聞記事を読ませていただきましたけれども、内堀知事が言われたとおり、応援団と言ってしまったら、一歩引いている、傍観者に過ぎないという風情を見せてしまったのではないかと、そのように理解をいたしました。
 今後とも、私自身が率先して理解醸成に取り組んでまいりますし、もともとこの中間貯蔵施設というものを調整していくに当たって、環境省の副大臣として大熊町、双葉町の当時の町長をはじめとする皆様方のもとに日夜、歩いて御説明を申し上げ、ご理解をいただきながらやらせていただいたことでもありますので、事の重大さ、重さというのは、私は他の誰よりも痛感してこの仕事に当たらせていただいていると自分でも思っています。
 国と福島県、そして市町村との間で、認識の齟齬が起きないように、普段からコミュニケーションを取ることが大事だと痛感しておりますが、今後とも引き続き密に連絡を取ってしっかりと、このことをやり遂げていけるよう努力をしていきたいと思っております。

(復興関連事項を掲載)

(以 上)