1.発言要旨
復興庁事務次官等の交代に関わる人事異動について、まず申し上げます。
1点目、本日の閣議で承認された復興庁の幹部人事について御説明をいたします。7月1日付で宇野善昌復興庁事務次官が退職され、その後任に山野謙復興庁統括官を充てることといたします。また、山野謙復興庁統括官の後任に国土交通省不動産・建設経済局長の平田研氏を充てることといたします。さらに、同日付で経済産業省に転任する桜町道雄復興庁統括官の後任に、内閣府福島原子力事故処理調整総括官の新居泰人氏を充てることといたしました。
2点目の件として申し上げますが、明日6月25日から26日にかけて福島県を私自身訪問いたします。今回の訪問では、駐日サウジアラビア王国のガーズィー・ビンザグル大使と同行し、大使に福島の復興の状況や関係者の取組について視察をしていただきます。
まず25日は大熊町、双葉町を訪問します。大熊町、双葉町では福島第一原子力発電所及び中間貯蔵施設を視察します。翌26日は浪江町、双葉町、そして福島市を訪問いたします。浪江町では福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)及び福島国際研究教育機構(F-REI)を、また、双葉町では浅野撚糸及び東日本大震災・原子力災害伝承館を視察していただきます。そして、福島市では福島県庁を表敬訪問させていただき、内堀知事と意見交換を行います。
日程の詳細については事務方にお問い合せをいただければと思います。
2.質疑応答
(問)冒頭にお話のあった幹部人事について伺います。事務次官が交代するということですが、来年度からは第3期復興・創生期間という重要な時期にも当たります。その辺りを含めて新しい体制への御期待をお願いします。
(答)東日本大震災からの復興を一層加速化するとともに、業務の継続性等の観点から、現在総括担当の復興庁統括官として復興に関わる幅広い知見と経験を有する山野氏を起用させていただいたものであります。復興庁における政策課題を踏まえ、適材適所の観点から判断したということでございます。
(問)除去土壌について伺います。先週18日の佐賀県議会で山口知事が、国全体で負担する取組を進めることになれば県としても受入れの検討を考えていくと述べ、受入れには国の積極的な関与が前提になるという認識を示されました。これについて大臣の受け止めをお聞かせください。
(答)御指摘の報道については承知をしておりますが、先日の閣僚会議でも議長である林官房長官から、夏ごろにロードマップを取りまとめるとともに、政府が率先して除去土壌の復興再生利用の案件創出や全国民的な理解の醸成に取り組むよう指示があったところであります。
また、6月20日に改定された復興基本方針において、除去土壌の復興再生利用については国民の幅広い理解醸成を図るという観点から、官邸での利用の検討をはじめとして、政府が率先して除去土壌の復興再生利用を進めつつ、除去土壌の復興再生利用の案件創出を段階的に拡大していく旨を記載しているところであります。
復興庁としても、福島復興の司令塔として環境省をはじめとする各省庁と連携をしながら、除去土壌の復興再生利用の推進に向けて政府一丸となってしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
(以 上)
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