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伊藤復興大臣記者会見録[令和7年3月14日]

令和7年3月14日(金)14:28~14:35 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨 

 明日3月15日に、大熊町の大野駅西交流エリアのグランドオープン記念式典に出席するため、福島県の大熊町を訪問します。

 日程の詳細等は、事務方にお問合せをいただければ幸いです。

 私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)先日の大臣の岩手訪問に関連してお尋ねいたします。

 岩手の訪問の際の記者への取材対応で、心のケアの対応ということを重ねて強調されたというふうに理解しておりますが、3月の頭の朝日新聞さんの一部報道でのアンケートによって、沿岸の自治体さん、岩手、宮城、福島のほうで、特に岩手、宮城、国のほうで支援してほしい事業ということで、心のケア以外の事業についても支援をしてほしいという要望がアンケートの中で述べられていて、具体的には困窮者対策であるとか、そういうことが述べられていまして、あわせて、有識者の方の御意見にはなるんですけれども、いわゆる人口減少とか、海水温の上昇とか、そういう予期しない気候の問題なんかについても対応すべきじゃないかというような意見がありました。

 そうしたことを踏まえまして、復興庁として、特に岩手、宮城に対して心のケア以外の対応ということを今どのようにお考えでしょうか、お願いいたします。

(答)ただいまお尋ねをいただきました課題については、まず人口減少につきましては、国勢調査によれば、5年ごとですけれども、震災前後の被災3県の人口減少率は全国平均よりも大きくなっているという事実がございます。

 こうした状況を踏まえながら、魅力ある地域づくり等が重要であることからも、これまでも企業誘致、伴走支援といった産業復興の取組ですとか、あるいは地域におけるコミュニティーの形成活動などに対する支援を行ってきたところでございます。

 地方創生の政策なんかも、政府全体の施策等を一層活用して、人口動態も踏まえた取組を進めてまいりたいと考えてやってまいりました。

 それから、主要魚種の不漁を含めて水産業への様々な課題について、復興庁では水産庁と連携をして、サケ等の種苗放流に加えて、獲る魚種の多角化ですとか、加工品の販路開拓などを一生懸命支援をしており、引き続きしっかりと対応してまいりたいということでございます。

 なお、近年の主要魚種の不漁というのは、温暖化による海水温の上昇など構造的な海洋環境の変化によるものと言われておりますので、また水産庁をはじめとする関係省庁と、よく取り組んでいく必要があると考えております。

 まず、魚の件ですけど、これは全国的な問題なんですね。ですから、これは何も今始まったわけではなくて、気候温暖化ということが巻き起こしている課題としては非常に大きな問題ですので、水産庁さんともやりますけれども、そうかといって岩手県さんも宮古で子供さんがサケを放流するということもやっておられますので、そういうこともまた結構なことじゃないかというふうに思います。

 それから、コミュニティーの形成ですとかいろいろなことはありますけれども、私も関わらせていただいた岩手県の特に釜石ですね。鵜住居で野田市長さんなんかにも大英断をしてもらって、被災の災害の瓦礫が山積みになっていた場所を、ああしてみんなが協力してやってみるかというんでラグビーをやったわけですよね。ついこの間、御存じかと思いますけど、久方ぶりに日鉄釜石がラグビーで勝利をしたということで非常に喜んでいますよね。

 それも、そういうことをこつこつしながらですけれども、釜石の鵜住居をはじめとするあのエリアのコミュニティーの皆さんが次第に元気になっていくということこそが、私は地域のためにもなる、そしてまた自分たちが努力をし始めているいい例になっていくんじゃないかと。むしろ、そういうことを小まめに見せていただきながら後押しをしていくということが、また今からの私たち復興庁として心配りをさせていただくべき分野かなというふうに思いますので、よろしくお願いします。

(復興関連事項を掲載)

(以 上)

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