1.発言要旨
安倍総理大臣より辞令をいただき、復興大臣、そして福島原発事故再生総括担当大臣を拝命した根本匠です。
震災後1年9か月を経過しましたが、改めて亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
私は、発災以来、福島を初め、これまで被災地に何度も足を運び、皆様の声に耳を傾け、そしてとりわけ福島の復興に全力を挙げて取り組んでまいりました。被災地の皆さんの悲しみや苦しみ、その思いを共有してまいりました。その中で、国務大臣として、復興大臣を拝命いたしました。大変ありがたく考えており、その責任の重さを改めて痛感しています。身を引き締めて、この難題、課題に当たってまいりたいと思います。
復興大臣としての重責を果たすために、まず復興のスピードアップ、加速化と、新しい東北の創造、これをしっかりやり遂げていきたいと思います。とにかく、復興をスピードアップ、加速化させる。一方で、単なる生活の再建にとどまらず、創造と可能性の地としての新しい東北を創造してまいります。
そのために、3点、申し上げたいと思います。
第1点は、施策の総点検と再構築です。現在の復興施策を総点検して、何が問題か、何が課題か、しっかりと分析して、その総点検をもとに新たな政策を再構築して、政策を総動員していきたいと思います。
2点目は、現場主義の徹底です。被災地といっても、地域はそれぞれ状況が異なります。しっかりと現場に足を運んで現場主義を徹底する。私は、現場に鍵があると思います。
3点目は、復興の司令塔機能の強化です。安倍内閣は、閣僚全員が復興大臣であるという強い決意を持って臨んでいます。とりわけ、復興大臣は司令塔ですから、司令塔機能をしっかりと強化して、閣僚の先頭に立って復興に取り組んでいく覚悟です。
さらに、福島原発事故再生総括担当大臣も同時に拝命いたしました。強いリーダーシップのもとに、関係省庁の総力を結集して、福島の再生に取り組んでまいります。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)復興庁についてお尋ねしたいのですが、今、大臣は、現場主義でスピードアップということをおっしゃっていましたが、そもそも自民党は復興庁の創設に当たって、大臣の常駐といったことも検討されていたと思うのですが、今後、現場でスピードアップの司令塔として、被災地に常駐されるようなことはお考えでしょうか。
(答)私は、被災地に足を運ぶことは大事だと思いますし、被災地の声を吸い上げる、これも大事だと思います。ただ、常駐するかどうかについては、やはりこの復興庁で関係省庁と協議をして、関係省庁をリードして、施策を進めるという大きな役割もありますから、とにかく現場主義に徹底して、現場に足を運んで、そして現場の皆さんと意見を戦わせながら、それを吸い上げて、国を動かしていきたいと思います。
(問)今、大臣は司令塔機能の強化ということで、強化してリードしてやっていきたいというふうなお話がありましたが、具体的な人員を増員するとか、強化のプランがあれば教えていただけますでしょうか。
(答)復興庁の司令塔機能を強化したいと考えていますので、復興庁の体制を強化していきたいと思います。復興庁に新たな付加価値をつけていきますから、人員の増強を含めて、体制の強化をしていきます。
(以 上)
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