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平野復興大臣の会見[平成24年10月30日]

平野復興大臣記者会見録(平成24年10月30日(火)9:55~10:03 於:記者会見室)

1. 発言要旨
 今日、報告は2件です。
 一番目は、お手元に配布されていると思いますが、茨城県及び県内40市町村から共同申請された復興推進計画を認定をするということです。中身についてはこのペーパーの通りです。もう1つは今日、福島市を訪問しまして、佐藤福島県知事との間で原子力災害からの復興再生等に関する意見交換をする予定です。詳細時間等については調整中です。私の方からは以上の2点です。

2.質疑応答
(問)復興の話とは変わるのですけれども、昨日、臨時国会が開幕しまして参議院で総理の所信表明が行われないという憲政史上初めての事態となりました。内閣の一員として、一参議院委員として受け止めがあればお願いします。
(答)国会がお決めになることかと思いますけども、印象とすれば、参議院は「政局」の府になっているという感じがします。臨時国会ですから参議院らしい対応があっていいのではないかという思いは強くあります。

(問)そうした中で総理の所信表明の中で赤字国債発行法案の成立について強い意欲を表明しましたけれども、今このような参議院で開かれないという中で、成立に向けて見通せてない状況なのですけれども、地方への交付金もストップするといったいろいろ影響が出始めているのですけれども、この事態についてどう思いますか。
(答)いい質問をしていただいたと思います。このことについても、私も国会等で議論させて頂いた記憶があるんですが、特例公債法案というのは一日も早く通していただかなくてはならないと思いますし、少し長くなるかもしれませんが、国会の予算は衆議院の優越が認められています。衆議院の優越が認められている予算というのは歳出権を付与するということになります。歳出権を付与するというのは政府に対して付与するということで、国会としてそれを認めるということです。一方で特例公債等については、これは法律になっていますから、法律についてはご案内の通り衆参同等の権限になっているということであって、片一方で歳出権を認めておいて、その裏付けとなる財源の特例公債法案を通さないというのは、憲法でも想定されていないと思います。これは前から議論があるのですけれども、私は国会の予算、衆議院の優越というのは、認めるというのであれば、税制の法案は別として特例公債法案については、参議院は基本的には認めるという姿勢を持つべきだと思います。そういう論の持ち主です。そうしませんと、今の衆議院の予算執行全体の、なんと言うのでしょうか、衆議院の優越という精神が生きませんし、迅速な執行にも障害が出てくるということです。因みに余談になりますけれども、私は税制の問題を予算と一緒にやるべきではなくて、税制論については前の年の国会で議論するのではないかという論者であります。法律の、つまり財源の裏打ち法案は通しておいて、予算についての歳出権はあとで認めるべきだということの、そういう論を予算委員会等では展開をしてきました。今の憲法の枠組みの中では想定されない事態、想定されていないというか歳出権を認めておきながら、その裏打ちする、その歳入の予算についての法律です。予算と法律の不一致という状態がずっと起きているのです。これは今の憲法では想定されていない事態ではないかと思っております。参議院としてはそういうことを踏まえた上で憲法の趣旨、精神はどこにあるのかということを判断されたほうがいいのではないかと思います。ただし、こういう法律と予算との不一致の状況を最初に作りだしたのは、実は民主党が野党の時からです。ただ、あの時は衆議院三分の二の多数を持っていましたから、否決しても衆議院に戻せば可決されるという、現に再議決というもので議決されたのではないかと思います。その辺の記憶が定かではありませんが、そんなことがあったのですが、いずれ赤字特例公債をこれだけズルズル引きずるというのは参議院のあり方にとっても良くないのではないかという考えを強く持ちます。

(問)ズルズル引き伸ばしちゃいけないということなのですけれども自民党側は成立へ向けた条件として、減額補正を石破幹事長などは求めていますけれども、この自民党側の要求についてはどうでしょうか。
(答)それは自民党がする話ですから特にコメントはしませんが、いずれにせよ特例公債というのは予算の歳出権を認めているのとセットですから、そういう考え方を是非とも今回の国会で例を作っていただきたい、先例を作っていただきたいという思いもあります。これから、衆参でまた、ねじれるかもしれません。そういう中で、繰り返しになりますけれども、衆議院の優越で歳出権を認める。歳出権とはいうのは使ってもいいですよということを認めておきながら、使えない状態にする、これでねじれが起きているという状態を、きちんと是正する必要があると思います。自民党の先生方にもこういう論を唱えている方が、かつてはいたと思います。本会議でもそういうことを堂々と主張された方もおられます。私はそれについて全くその通りだと思ったのですが、どうもそういう考え方が活かされていないのだと思います。財政の話になるとすこし熱が入りますが、これについて、復興大臣の所掌範囲外になりますが、財政についてはずっと国会でやっていきましたから、折角いい質問をしてもらいましたので、話をさせていただきました。

(問)今日の午後、福島県の佐藤知事とお会いになるということで、どのような内容をお話されるのでしょうか。
(答)何点かあります。終わった後の記者会見で状況をお話しするつもりですけれども、立地補助金の問題、災害関連死の問題等々、何点か重要な問題について意見交換していきたいと思います。

(問)意見交換という形なのですか、それとも政府として一つ何か重要な課題の何か答えが出たので伝達をしにいくという感じなのですか。
(答)伝達というよりも、伝達のその前の段階です。

(以    上)

 

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