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渡辺復興大臣記者会見録[令和4年12月28日]

令和4年12月28日(水)11:14~11:20 於)福島県庁 

1.発言要旨

 

 本日、私が復興大臣として再任をさせていただいた初めての出張がこの福島県であります。

 本日、内堀知事と復興大臣就任の御挨拶、そして意見交換をさせていただいたところでございます。内堀知事には、この大臣交代により、大変被災地の皆様方に御迷惑をおかけしたことに対するおわびを申し上げ、被災地の復興・再生に停滞がないように、全身全霊を込めて、復興・再生に取り組んでいく決意を述べさせていただきました。

 また、復興大臣として、山積する重要な課題に福島県とともに連携しつつ、国が前面に立って取り組むとともに、現場主義を徹底し、被災者の心に寄り添いながら、被災地の復興に向けて、そして信頼構築をするように、全力でこの点を尽くすように決意をしたところであります。そして、前回の復興大臣就任時に築いた信頼関係を基に、共に手を携えて、福島の復興・再生に邁進してまいりたいと存じます。

 内堀知事からは、3つの点のお話がございました。

 1点目、信頼の再構築であります。復興財源の確保や大臣交代の不安や懸念を払拭して、信頼を再構築していただきたい。

 2点目、被災地の皆様、自治体の首長の皆様に対し、政府として真摯に復興に取り組むとの大臣の決意を、再三再四表明をしていただきたい。

 3点目、コロナ禍での現場主義、すなわちコロナ禍でも現場に足を運ぶことによって、しかも回数を重ねることによって、更には密度の濃い議論をすることによって、信頼が構築されていくということでありますので、そのようにしていただきたいという、これら3つの点について内堀知事からお話があり、県民が復興対策に対して安心できるようにしていただきたいというお話でございました。

 内堀知事とは、前回の大臣就任時同様、福島の復興・再生に向けて多くの課題について、引き続き連携を密にしながら取り組んでまいりたいと存じます。

 私からは以上でございます。

 

2.質疑応答

 

(問)先ほどの知事の発言、かなり強い要望が、この信頼回復実施という言葉に込められていたと思いますが、改めて抱負というか、どういうふうに取り組んでいきますか。

(答)前回私が復興大臣の時に取り組んできた姿勢でありますけれども、まずは被災地の皆さん方と、どのように信頼を作っていくかというところから始まりました。そのためには、まず被災地にしっかりと寄り添いながら、そして回を重ねながら、やはり行くこと、現場に行くことが大変重要であるということで、前回は取り組んでまいりました。

 さらに、今回は様々な課題がありました。途中で大臣が替わってしまったということであれば、当然のことながら、この復興というものは、いっときも間を空けてはいけないということでありますので、私は今まで以上に、被災地の皆さん方との連携を深めてまいりたい、そのように思っております。それが信頼構築の上で最も重要なことではないかな、そのように思っております。

 

(問)来年には、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出という大きな課題の1つがあると思います。復興大臣の更迭というふうなことで、元から国や東京電力を信頼できないというふうな、地元市民であったり県民の声もある中で、このように厳しい目が向けられていると思うんですけれども、その辺りについて、どのように対応するのかということと、あと首長さんへの挨拶を行いたいというふうなことでしたけれども、この辺りで今日付で何か決まっていることがあれば、提示していただければと思います。

(答)まず、第1点目でございます。ALPS処理水の関係につきましては大変重要な課題であると思っております。そのためには、まず地域の皆さん方にしっかりと説明をしていかなければなりません。それも、やはり直にお会いをして話を聞いていく、これも大変重要でありますが、丁寧にやはり聞いていくということが大事なんですね。

 そして、ALPS処理水が海洋放出された時にどんな影響があるのかといった時の一番の不安は、風評払拭をどのようにしていくかというところに関わってくると思います。この風評の払拭のためには、まずは国だけではなく、国際機関であるIAEA、あのような機関のやはり評価が必要になってくるだろうというふうに思います。それによって国際社会の中でも、この問題は解決できる内容ではないかなと、そのように思っておりますが、これは全て丁寧な形で進めていく、大変重要な課題だ、そのように認識をしているところでございます。

 2点目の質問でございますけれども、現在のところ、速やかに被災12市町村には訪問をしたいというふうに思っておりますけれども、まだ具体的な日程は決められておりません。今現在、日程調整中です。なるべく早く行きたいと思っております。

(以  上)


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