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西銘大臣記者会見録[令和3年10月7日]

令和3年10月7日(木)20:10~20:20 於)岩手県庁第1応接室

1.発言要旨

 知事さんには、私のほうから冒頭、昨日未明の地震の件について、お見舞いを申し上げました。復興庁としても情報収集しながら、支障のないように取り組んでいきたいという旨の話を冒頭にいたしました。

 あと、10年ほど前になりますけれども、私自身が青森のほうから盛岡に入って、盛岡から海岸線の宮古田老地区に足を運んで、リュックに黒糖やら菓子類を詰め込んで、頑張っておる方々にそれを届けた話等を思い出しておりますというエピソード等の話をいたしました。

 知事さんからは、インフラの部分はある程度、一定程度進捗しているけれども、やはり10年半たって、被災者の心のケアといいますか、被災者支援の件はまだまだ課題は残っているというお話がございました。

 それから、復興局が釜石にできたということで、達増知事さんとしては、国全体で取り組んでもらっているといいますか、そういう安心感みたいなものはあるというお話もございました。政府に支えられているといいますか、政府一丸となって取り組んでいるというお話もありました。

 私からは、岸田総理からは、とにかく辞令を受ける冒頭に、東北の再興なくしてわが国の再生はないというような、力強いお言葉も頂きましたと。おそらく、明日の所信表明等の中にも、そういうような思いは出てくると思いますというお話も、私からはいたしました。

 あと、ざっくばらんな意見交換の場で、産業なりわいの再生の点についても、そろそろ資金の返済の部分等が出てくる懸念等の話も出ましたので、その辺に関しましては、私のほうから、総理は経済対策の補正予算も考えているようでありますと、その辺のところでどう対応できるかも含めて頑張っていきたいというお話をいたしました。

 今日は就任の挨拶ということで、遅い時間にはなりましたけれども、知事さんが対応していただいたこと、感謝を申し上げまして、以上のお話が終わったところであります。私からは、これからがスタートでありますと、市町村の被災地まで含めて、とにかく足繁く通うことが私の仕事だと思っておりますので、沖縄の担当大臣と兼ねているということで、ご心配、ご不安のないように、行動力で示していきたい旨の決意表明みたいな話もさせていただきました。私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)昨日の福島県に続いて、今日は岩手県の現地に足を運ばれましたけれども、現地に足を運ばれて、改めて岩手県の復興にどのような決意で臨みたいか教えていただければと思います。

(答)10年半経過したら経過したで、それぞれの地域でまた様々な、心のケアの問題、あるいは産業なりわいの問題、まだまだ課題があると私もお話を聞いて感じております。そういう意味では、総理から言われたように、とにかく現場に出向いて、被災者の心に寄り添って、対応は政府一丸となって、全閣僚が復興大臣だという意識のある岸田内閣でございますので、その辺はしっかりと対応していきたいなと思っております。

(問)先ほどお話のありました兼任の関係で伺います。復興という大きな仕事もやりながら、沖縄、北方のこともやるという、非常に大きな仕事を兼任されるわけですが、その辺についてのご自身の意気込みについてお聞かせください。

(答)兼任で、片手間でやるのかという厳しいご質問も受けましたけれども、それは行動で示す以外ないであろうと。とにかく、元々体育会系のスポーツ好きな男でありますから、でも67歳になっていますから、30代の体力とは違いますけれども、心はとにかく現場に出向いていく、そして声を一緒に聞いて、対応は政府一丸となってやっていく。このことで、そのご不安、懸念を払拭していくしかないのかなという思いで、今日も就任挨拶を兼ねて聞いて回っております。

(問)大臣、就任間もないですが、何か復興像みたいなものを思い描いているものとかはございますか。

(答)私は戦後の生まれではあるんですけれども、1954年の生まれで、沖縄の復興も、本当に国民の皆さんのおかげで祖国に復帰するまでの期間、私の体験からすると、通貨、お金の視点だけ見てみても、5歳まではB円という軍票を使っていた私が、高校卒業までは米ドルを使っていた、そしてさらに日本円の世界に入っていくわけですけれども、祖国復帰をして、沖縄振興計画で、着実に社会資本の整備が立って、やがて50年を迎えようとしているんですけれども、そういう復興という意味では、社会資本の整備は時間とともに着々と進むけれども、それなりの課題はそれぞれ残っている、あるいは現場という意味ではどこかで共通する部分がお互いにあるんじゃないかなという意識もありますので、とにかく現場の人と一緒に課題を解決していくというのが原点かなと、基本かなという認識でおります。

(問)本日は宮城県と岩手県に訪問されたということでよろしいでしょうか。

(答)宮城県の村井知事さんも、こちらから訪問をして、就任の挨拶を兼ねて行こうと思っていたんですが、宮城県の知事さんが、たまたまというか、東京に来られていたので、復興大臣室で宮城県の知事さんとお会いして、要望を受け取ってお話し合いをしたと。私はあくまでも、私が行くのが筋ですがと言ったんですが、東京の宮城県事務所に私が行きたいと言ったんですけれども、知事さんのほうが復興大臣室に訪ねてこられて、そこでお会いして、要望を受け取るという形で、初対面の就任の挨拶は復興大臣室になってしまったんですけれども、そういうことで、午後に宮城県知事さんとお会いして、それで今、岩手県に来たというところです。この次は市町村に行きます。

    
(以  上)

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