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平沢復興大臣記者会見録[令和3年6月4日]

(令和3年6月4日(金)9:21~9:29 於)復興庁621会議室)

 

1.発言要旨

 おはようございます。

 第37回の復興推進委員会でございますけれども、6月11日に開かせていただく予定でございます。当日は「復興の現状と課題」につきまして説明し、そしてご意見をいただくことにしております。

なお、当日は委員の皆さんのご了解が得られれば、今回より議事をインターネットで公開するという予定でございます。ご案内のとおり、今までは、後に議事録を明らかにしてきたところですけれども、今回はオープンにさせていただく予定でございます。復興推進委員会の詳細につきましては、事務局にご確認いただければと思います。

 冒頭私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)おはようございます。よろしくお願いします。

 冒頭ご発言ありました復興推進委員会の関連でお伺いしたいんですけれども、今回より議事をネットで公開するということですが、今回からこういう対応を取るということにした理由をご説明いただきたいと思います。

(答)今までもご案内のとおり、私なんかの挨拶のところは公開して、その後は非公開にして、ただ議事録を作って、その議事録を出させていただいたわけでございますけれども、今回からこれを公開にしたのは、審議内容をより国民の皆さんに生で知ってもらって、そして国民の皆さんのご理解をいただければと。ただし、これは審議会の委員の皆さんのご了解が必要でございますので、ご了解がいただければという前提ですけれども、ご了解はいただけるものと思っています。

(問)よろしくお願いいたします。

 2点お伺いしたいと思っております。

 1点目が、処理水についてなんですけれども、先日の自民党の三県知事へのヒアリングにおいて、より具体的な風評対策を講じてほしいという声が相次いで起こりました。この声をどういうふうに受け止めて、具体的な対策をどう打っていきたいと考えられますか、お聞かせいただきたいと思います。

(答)風評対策につきましては、風評タスクフォースというのがありまして、そういったところで国内外の理解醸成に努めるために、徹底した情報発信を中心に、関係省庁の連携した取り組みを進めていくということが、今行われているところでございます。

 復興庁では、ALPS処理水につきまして、分かりやすくまとめたチラシ等による発信、それから海外への情報発信として、ポータルサイト「Fukushima Updates」の開設、それから福島県および県内市町村による風評払拭の取り組み支援のための交付金の新設と、こういったことに取り組んでいるわけでございますけれども。

いずれにしましても、風評対策は大変に重要な問題でございますので、またいろいろとご意見をいただきまして、そしてこうしたことをやったほうがいいと、こうしたらどうかというようなご意見があれば、謙虚にそういったものについて、そしてしっかり取り組んでいきたいということで考えております。

(問)もう一点お伺いしたいと思います。

 帰還困難区域の話についてお伺いしたいんですが。6月1日に福島の帰還困難区域を抱える5町村の協議会が、6月中にも方針を示してほしいと、解除の方針を示してほしいと改めて要望されました。この問題は、政府は検討を加速化するとされていますけれども、この6月中にという声、改めてどのように受け止めたのか。あと検討を加速化しているとおっしゃっているので、今どういう検討が進んでいるのか教えていただければと思います。

(答)これは、政府・党一体となって今取り組んでいるところでございまして、検討の加速化、加速化対策本部の方でもしっかり取り組んで、取り組みをお願いしているところでございます。

いずれにしましても、今ご指摘ありましたように、6月にこういった何らかの対応をするというようなことのご要望が出ていたわけでございますけれども、遅れそうだということでございまして、私のほうからは、やっぱり県民の皆さん待っておられるわけなので、いろいろ事情はあるだろうけれども、できるだけ急いでほしいということで、発破をかけるというか、いろいろそういうお願いをさせていただいているところでございます。

 いずれにしましても、加速化本部の審議のほうも、是非急いでやってほしいということでお願いしているところでございます。

(問)先ほどの帰還困難区域の考え方についてなんですけれども、飯舘村のように、全く除染はせずに拠点外のエリアについて解除するという選択肢については、現在の検討の内容では含まれていないということなんでしょうか。それ以外の案は何かしら提示したいという考えなんでしょうか。

(答)帰還困難区域の問題は、拠点区域外の問題で、拠点区域外の問題については、これは、私たちができる限り、県民の皆さんの強いご要望を踏まえて、そしてご要望に応じられるように、しっかり取り組んでいきたいと思いますけれども、これについては、検討の内容とか時期とか、そういったことについて、今いろいろと検討を進めているところでございますけれども、途中段階でいろいろコメントして間違ったメッセージを与えてもいけませんので、ここは慎重に検討させていただきたいと思いますけれども、町村長さんたちのご要望、それから地域の方のご要望、これは十分に私たちは理解しておりまして、そういったお気持ちを踏まえまして、そういったお気持ちにできるだけ沿えるように、しっかりと取り組んでいきたいと。ただ、今ありましたように、6月という要望にはちょっと応じることは厳しいんじゃないかなということで考えております。

 

   (以  上)

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