1.発言要旨
おはようございます。
今日の閣議で、3月11日、政府主催により天皇皇后両陛下御臨席の下に各界代表の参加を得て、東日本大震災10周年追悼式を実施することが決定されました。私は実行副委員長を仰せつかっておりますので、しっかり務めを果たしてまいりたいと考えております。
それから2点目なんですけれども、海外の風評払拭に向けた取り組みとして、主に外国の方々が抱く福島や日本の安全性に関する疑問や不安を解消するために、正確でわかりやすい情報を発信するポータルサイト「FUKUSHIMA UPDATES」と、福島で未来に向けて挑戦する7名の方々を紹介する短編動画、「FUKUSHIMA INDEX」、この2つをともに3月4日にホームページで公開する予定でございます。
この両者を通じまして、復興の現状と未来に向けて取り組む現地の姿を伝えることによりまして、海外における福島の発災直後のイメージの刷新を図っていきたいということで考えております。
「FUKUSHIMA UPDATES」では、よくある質問を主要コンテンツとして、福島の現状や安全性などに関してまとめています。最新データなどを掲載する関係省庁のホームページへの入り口機能も果たしているわけでございます。
「FUKUSHIMA INDEX」では、日本トップレベルのクリエイターや演者が携わり、印象的な音楽と映像で構成することで関心を持っていただきやすくしております。あわせて特設サイトを開設し、7名の具体的な取り組みを紹介しているわけでございます。詳しくは事務方にお問い合わせいただきたいと思います。
私のほうからは以上です。
2.質疑応答
(問)追悼式についてお伺いいたします。昨年、コロナの影響で中止になった追悼式が今年は開けるということで、その受けとめと、あとは10年という節目の場をどういった追悼の場にしたいかということをお聞かせください。
(答)10年という大きな節目の年でもございますので、これが最後ということは去年も言って、今日も言っていましたけれども、いずれにしましても、まだ現地では苦しんでいる方、被害に遭われた方、まだ依然として大きなあの災害でショックを受けて、精神的にも非常に落ち込んでおられる方が大勢おられるわけで、そういった方々に、お亡くなりになった方を追悼するとともに、今頑張っている方々を元気づけることができるような、そういった追悼式にしていければと思っております。
(問)同じく追悼式について伺います。天皇皇后両陛下が御臨席なさるということですが、2年前は秋篠宮殿下御夫妻だったのですけど、今回は天皇陛下御夫妻が御出席なさることの理由というか、意義についてお尋ねできればと思います。
(答)これは、やはり10周年ということもありますし、御都合があれしたということだろうと思いますけど。
(問)関連して追悼式についてお伺いしますが、先ほど、「今年で最後」という言葉が出たように聞こえましたけれども。
(答)最後というのは、こうした形でやるのは最後と。
(問)こうした形というのは、政府が主催する。
(答)政府が主催して国立劇場でやるような形でずっとやってきたんですけれども、そういった形でやるのは、もうこれが最後。
官房長官の発言を読みますと、「政府として行う追悼式については、発災から10年の節目となる本年まで実施する」と。本年まで実施するということは、あとはもう推測してもらえば。
(問)来年度以降については、基本的には。
(答)特に言っていませんけれども、本年まで実施すると、そういう形でやるのは。
もう一回言いますと、官房長官が言った発言は、「政府として行う追悼式については、発災から10年の節目となる本年まで実施する旨、これは昨年表明したところである」と、こういうことです。
(問)同じことなんですけれども、それは、来年度以降に関しては、今までのようなフルスペックの形ではやらないという、例えば規模を縮小してやる……。
(答)それは、具体的にはいろいろとれますけれども、少なくとも今と同じような形ではやらないと、もしやるとしてもですよ、ということになります。
ですから、今のやり方は、この10年間したのは国立劇場。ですから、政府としてやるのは、今までのようなやつは今年が最後になる。
(問)あともう一点なんですけれども、今回、新型コロナウイルスの影響で規模の縮小とかそういった方針についてはいかがでしょうか。
(答)今回もかなり縮小しています。ですから、例年だったら九百数十人参列していたと思いますけど、今回はトータルで220人ですから。例えば外国の外交団、今までは各国全部呼んでいましたけど、今年は代表1人だけ、外交団は。で、後はあれしませんので。ですから、220名ですから相当スリムに行うということになると思います。
(以 上)
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