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平沢復興大臣記者会見録[令和02年11月17日]

(令和2年11月17日(火)9;20~9:29 於)復興庁6階記者会見室)

 1.発言要旨

  お疲れさまでございます。

  まず1点目ですけれども、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は10月以降増加傾向となっていまして、11月以降はその傾向がますます強まっているところでございます。このような状況を鑑みまして、復興庁の全職員に向けまして、被災地への感染拡大を未然に防ぐとともに、復興事業の着実な進捗を実現するべく、テレワークや時差出勤の実施、テレビ会議の積極的な活用等の取り組みの徹底を周知させていただいたところでございます。

  今後とも政府の方針に従いまして、感染拡大防止に配慮した勤務体制を取りつつ、被災地の復興に影響が出ないようにしっかり取り組んでいきたいと考えております。

  それから2点目ですけれども、昨日、菅総理がIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長と会談されまして、総理からは来夏の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関しまして、人類がウイルスに打ち勝った証として、そして東日本大震災から復興しつつある姿を世界に発信する「復興オリンピック・パラリンピック」として、東京大会の開催を実現する決意である旨の御発言があったと承知しております。

  そこで、復興庁としましても引き続き、「復興五輪」が被災地の方々を勇気づけ、復興を後押しするものとなるよう、被災3県、組織委員会、東京都等と緊密に連携しまして、全力で取り組んでいく決意でございます。

  その一環として、私自身も近く関係者とお会いして、意見交換させていただくことにしておりまして、近々、まず小池都知事と面会させていただくことにしております。

  私のほうからは以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)おはようございます。よろしくお願いいたします。

  冒頭発言の2点目の復興五輪についてお尋ねいたします。大臣は1点目で御言及があったとおり、新型コロナの影響が続いている中で、被災地ではなかなか復興五輪の機運が再び盛り上がらないような状況になっております。それは、当然感染拡大を防ぎつつ五輪に向けたムードを高めていく必要があるかと思うのですが、今後、連携して復興庁としても機運を盛り上げていくということですが、どのような取り組みを考えていらっしゃいますか。

(答)これはなかなか、復興庁だけじゃなくて全体に関わることでございまして、大変に難しい問題でございますけど、ともかく復興五輪を盛り上げる、これも大事ですけれども、同時に感染を絶対に阻止すると、これも大事なことなので、専門家の意見も聞きながら、どういう対応をとったらいいかということもしっかり取り組んでいきたいと思います。

  その過程で、早い段階で、子どもたちのスポーツ競技も予定していますけど、こういったことについても、最大限のいわば感染防止のための配慮、これを考えていきたいということで今、検討しているところでございます。

(問)今のお話の関連なんですけど、大臣、今後オリンピックの関係者の方とお会いするということで、小池都知事と近々お会いするということですが、小池都知事の他に五輪関係の方で御会談を予定されている方はいらっしゃるのでしょうか。あと、小池都知事とはどのような意見交換をしたいとお考えでいらっしゃいますか。

(答)小池都知事は、要するに知らない仲でもありませんし、もうざっくばらんに申し上げたいと思います。特に今おっしゃったように、復興五輪といっても感染防止、これも最大の私たちの目標でもございますので、感染防止ができて、かつ復興五輪が成功するわけですから、感染防止には最大限の配慮をしなければならないので、その面での東京都の協力もできる限りいただきたいということは話をさせていただく予定ですけど、その他もいろいろ細かいことはあると思いますけれども、お願いしたいと思っております。

(問)今後、都知事の他にも五輪関係で会談を予定されている方はどなたかいらっしゃいますか。

(答)今はまだアポイントメントはとれていませんけれども、もちろんこういったオリンピック関係者の中で、都知事の他にもぜひお会いして、いろいろお願いしたいと、協力をともかく仰ぎたいという方にお会いする予定でございます。

  森会長には御挨拶させていただく予定で、日程を今調整中だそうでございます。付け加えさせていただきます。

(問)冒頭に発言がありました復興庁のコロナ感染対策の職員への周知の関係なのですが、緊急事態宣言が出たときには往来を中止するというような対応をとったこともあったと思うのですが、今回については、被災地への出張についての扱いはどのように対応されているのでしょうか。

(答)県外への出張ですね、現地視察、これについては基本的には今までの方針に変更はありません。ただ、先方の意見もよく聞いて、先方からちょっと遠慮してほしいとか、そういったようなことがあればまた話は別ですけど、今のところそういった話はありませんので視察等は予定どおりさせていただいておりますけれども、もちろん、私が視察させていただく場合も、感染防止には最大限の配慮をさせていただくというか、詰めさせていただいて、その上で行っているところでございまして、これからも現地視察を私は行う予定ですけれども、そのときには感染拡大抑止、これに全力をまずは尽くして、その上で視察させていただく予定にしております。

(問)先日、岩手県のほうで復興事業の進捗状況というのが発表になりまして、今年度中に防潮堤だったり道路関係が50カ所終了予定だったのですが、それが28カ所、約半数ちょっと来年度にずれ込むということが発表されたんですけれども、自治体のほうからは復興事業の完遂ということの要望があると思いますが、大臣の受けとめと、遅れる事業についての対応、何を対応されるかについてお願いします。

(答)一言で言えば、あまり遅れるというのは、本当に好ましいことではありませんので、岩手県が復旧復興事業の進捗状況を公表したということは、私のほうも承知しております。いずれにしましても、この問題について関係機関と今、密接に連絡をとりながら今後の対応について検討しているところでございまして、いずれにしましても、そういった遅れがあまり出ないようにしっかり取り組んでいきたいと思います。

 

(以  上)


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