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平沢復興大臣記者会見録[令和02年09月25日]

(令和2年9月25日(金)11:28~11:37 於)復興庁6階記者会見室)

1.発言要旨
(平沢大臣)お疲れさまでございます。それでは、始めさせていただきます。
 まず1点目は、本日はこのたびの新内閣発足に当たりまして任命された亀岡副大臣、そして再任されました横山副大臣が同席しております。吉川政務官もおられるんですけれども、今日は内閣府での公務のため欠席となっています。副大臣、政務官におかれましては、被災地の方々の気持ちに寄り添って、現場主義を徹底して、被災地の声を復興行政に反映させていただきたいなと思っております。お二人から一言ずつ御挨拶をいただきます。
(亀岡副大臣)復興副大臣を拝命した亀岡です。平沢大臣をしっかり支えながら、これから新たなるスタートが切れるように、10年目の節目、復興が実感できるようにしっかりと働いてまいりますので、皆さんの御指導、御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いします。
(横山副大臣)復興副大臣を拝命いたしました横山信一でございます。再任でございます。引き続き担当する福島、そして原子力災害からの復興に関しまして、全力を尽くす所存でございます。皆様方には、どうぞ御指導をよろしくお願い申し上げます。
(平沢大臣)2人の優秀な副大臣に支えられて、強力に復興行政を進めていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。そうしましたら、ありがとうございました。(ここで副大臣退室)
 それから次に、本日、官邸で復興推進会議が開かれました。御案内のとおりでございます。冒頭、私のほうから復興加速化への取り組み状況について御説明させていただきまして、その後、各大臣から発言がございました。
 総理から最後に発言がありまして、これはもう皆さん方お聞きになったとおりでございます。「福島の復興なくして、東北の復興なし」、「東北の復興なくして、日本の再生なし」と、この方針を継承して、引き続き、現場主義に徹して復興を前に進めていくと。そのためにも、明日、事情が許せば福島県を訪れるというような御発言があったところでございます。これには私も同行させていただく予定でございます。
 また、会議では、総理から各閣僚に対しまして、閣僚全員が復興大臣であると、この認識を共有して、行政の縦割りを排して、被災地の復興に向け全力を尽くすようにと、こういった御指示もあったところでございます。御指示を踏まえまして、復興庁が復興行政の司令塔となって、現場主義を徹底して、被災者に寄り添いながら、全力で復興に取り組んでいきたいと思います。
 私からは、以上でございます。御質問があればお受けしたいと思います。

2.質疑応答
(問)河野行政改革担当大臣が、前総理等に対してハンコ、印鑑ですね、行政手続に使用しないようにと提言されましたが、これについての大臣の受けとめと、復興庁の取り組み状況、あと今後どういうふうに取り組んでいくかについて教えていただけますか。
(答)河野大臣がいろいろと御発言されていますけれども、私は一つ一つの御発言がもっともだなと。私自身も長年役所にもいましたし、そして今、役所の行政を見ていますけれども、本当にそのとおりだなと。日本の行政は、もう本当に無駄が多いなと。その中の一つがハンコ行政ではないかなと。
 河野大臣が言っていた、例えば組閣日の深夜の記者会見とか、あれも無駄だというようなことも言っていましたけれども、あれも私はそのとおりだなと。ですから、河野大臣の言われるのは、これから恐らくそのとおりになっていくんだろうと思います。ですから、スピードアップしてやらなければと。
 それから、電子決裁については、これはそのとおりでございまして、そういった方向に行くように、もちろん各省庁と足並みを揃えて検討していきたいなと思いました。
(問)おはようございます。よろしくお願いいたします。
 先ほど御発言がありました総理が就任後初めての地方視察に福島県を選ばれたということに対して、復興を菅内閣でも全力で進めていくという現れだと思うんですが、明日、大臣も一緒に御同行されるということですが、今回の視察で福島県訪問を通して、復興をどのように加速されていきたい考えでいらっしゃいますか。
(答)総理自身がこの復興にかける思いが極めて強いというのは、この前、総理の部屋で総理と懇談させていただいて痛感したところでございます。そのときに総理から、近々福島にもぜひ行きたいということを言っておられたわけで、もし明日実現すれば、それはもう大変にすばらしいことで、福島の方々も私は大変に勇気づけられるのではないかなと思います。
 具体的にどういうような活動をするかというようなスケジュールとか、詳細は官邸のほうでやっていますので、私のほうでは承知していませんけれども、いずれにしましても、福島県の皆様、とりわけ原発のある地域の皆さん方のお気持ちに沿った形の視察になるんじゃないかなと。その方々を元気づけ、勇気づけ、そして将来に展望が開けるような、そういった視察に必ず私はなるんじゃないかなと思います。
 ともかく総理は、被災地の復興は最も重要な課題ということを、私とお会いしたときに言っておられたわけでございまして、そのお言葉はそのとおりだったなということで、私は今感じているところでございます。
(問)本日行われました復興推進会議の関係でお伺いします。
 大臣からは、具体的な項目を御報告されたということですけれども、総理からは、個別の案件についての何か具体的な指示等はあったんでしょうか。
(答)今日の会議では特にございませんでした。今日は全体会議ということもあったんでしょうけれども、特にございませんでした。ただ、総理が御挨拶されたわけですけれども、そこは皆さん方お入りになっておられるので、全部お聞きになられたと思いますけれども、その御発言に全て凝縮されているんじゃないかなと思います。
(問)内閣の基本方針の関係で質問です。
 連日同じような質問で恐縮なんですけれども、菅内閣の基本方針の中に、東日本大震災からの復興や、福島第一原発事故からの復興に関する記述がないということが、メディアからの指摘で続いているんですけれども。今日も菅総理は復興推進会議で挨拶されたように、復興政策が内閣の最優先事項だということを強調されている中で、その復興政策を軽視しているという誤解がないように、内閣の基本方針の文言自体を変更したり書き換える予定というのはないんでしょうか。
(答)まず、安倍内閣のあれは継承するという言葉がありますから、それに全て含まれてしまうということは言えると思いますけれども、そういった地域の方々が、もし言葉が今度基本方針からなくなったことで御心配されているのであれば、具体的な私たちの活動の中身、それからいろんな支援策、そういったものを見ていただいて、御判断を私は必ずいただけると思いますし、誤解も解けるんじゃないかなと思います。

                                                                                                                                           (以  上)
 
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