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田中復興大臣記者会見録[令和02年09月15日]

(令和2年9月15日(火)11:00~11:20 於)復興庁6階記者会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。
 まず1点目であります。
 一昨日、福島県南相馬市を訪問いたしました。福島県主催の福島ロボットテストフィールドの開所式に出席させていただき、御挨拶を申し上げるとともに視察させていただきました。
 福島ロボットテストフィールドは、福島イノベーション・コースト構想の大変重要な拠点でありまして、ドローンやロボットの研究開発や制度整備のための優れた拠点であると再確認いたしたところでございます。
 政府の成長戦略やドローンに関する官民協議会のロードマップにおいても、このフィールドを要の1つとして、関係省庁連携の下、ドローンの飛行に関する環境整備を進めております。
 開所式の場では赤羽国土交通大臣より、「ドローンの飛行について研究開発を行いやすくするための許可・承認に関する運用見直しを行った」との御発言もありました。
 今後、国内外の多くの研究者や企業の方々にこの拠点を御活用いただいて、研究開発や産業化へとつないでいただくことを期待しておるところでございます。復興庁としても、地元をはじめ、関係省庁としっかりと連携して応援してまいりたいと思います。
 2点目であります。
 今後、衆議院・参議院の本会議において首班指名がなされ、新しい内閣が発足することとなります。これまで安倍総理のリーダーシップの下、「東北の復興なくして日本の再生なし。全閣僚が復興大臣」という思いで東日本大震災からの復興に取り組んでまいりました。新しい内閣の下でも東日本大震災からの復興にしっかりと取り組んでいく必要がある、このように考えておるところでございます。
 以上でございます。

2.質疑応答
(問)先ほど大臣からもお話がありましたけれども、昨日、菅官房長官が総裁に選出されて、明日、新内閣が発足します。改めて新内閣への期待と、あと、安倍政権下で大臣を務められた御自身の仕事ぶり、成果と課題について、この2点をお伺いします。
(答)菅義偉官房長官が、もう本当にすばらしい成績で見事な総裁への当選をされました。予想はされていたものの、改めてこの数字を見るときに、もちろん党の国会議員、あるいは党員の皆さんの期待ということでありますが、この背景には国民の声があるわけでございまして、このことを私は考えますときに、責任の重大さはもちろんでありますが、大きな期待がここにある、このように思っておるところでございます。
  同期当選、そして同じ神奈川県、そして大学まで一緒ということもございますし、いろいろと親しい関係でもございまして、本当に新しいキャビネットの、ぜひ一つ大いなる活躍を期待いたしたい、このように思っておるところでございます。うれしく思っております。
 それからもう1点お話がありました。復興大臣としてもちょうど1年が経過して、ここで多分交代するという状況になるのだろうと思います。考えてみれば、ちょうど発災から9年から10年に至る重要な節目を私は大臣として務めたことになります。先ほどもお話がありましたように、政権としても、本当にこの東日本大震災の復興というのは、もう大変重要な課題でありますし、我が国のこれからを考えるときに、東北、そして被災地の復興・再生というのは、本当に重ねて重ねて総理がおっしゃってこられたことでございます。
 その中にあって、私も35回、53市町村をお訪ねしております。現場主義を徹底してきた、このように思っておりますし、被災地の方々の御意見を多く伺い、そのことを少しでも反映できるようにということで、行政執行に当たってきたことでございます。
 今後の復興・創生期間後の第2期ということになるわけでございますが、施策のことについても、法律改正も5本させていただき、衆参ともに多くの御議論はいただきましたけれど、御協力いただき成立させることができたわけでございまして、そういう意味で考えれば、本当に充実した仕事をさせていただいた、このように思っております。
 ただ、惜しむべくは、新型コロナウイルスの感染症が一挙に広がりまして、私の被災地での活動も制約せざるを得ませんでしたし、風評被害払拭に向けての海外での事業も考えておったわけでございますが、残念ながらここに至っては実現しなかったということで、次の大臣の方に、ぜひひとつ頑張っていただきたい、このように思っておるところでございます。
(問)大臣は現場主義を掲げて被災地を何回も訪問されたと思うのですが、そういった被災地訪問を経て、具体的に独自に大臣発案の政策であったり、そういったものの成果というものはありましたでしょうか。
(答)私自身は、やはり何といっても地域の復興のためには人を増やしていかなければならない、そして生業(なりわい)を何としても育んでいく、産業を呼び込む、また、今まで頑張ってこられた地域の事業を営んでいらっしゃる皆さんに、これからも事業意欲を持って頑張っていただかなければならないということで、個々にお目にかかったり、また、御支援をさせていただくことができたと思っております。
 ただ、やったこともたくさんありますけれど、課題として、やはりまだまだ避難しておられる方も多数おられるわけでありますし、実際に心のケア等の御要望がたくさん地元の自治体からもあるように、現実には非常に生活等、厳しい実態もあるわけでございまして、こういう課題、そして特に福島第一原子力発電所の被災地の皆様方には、本当に復興・復旧、頑張っておりますけれど、まだまだこれからということでございまして、そういう課題を乗り越えていかなければならないということも努力もいたしましたけれど、これから大きな仕事が残っている、このようなことを同時に考えておったところでございます。
(問)いろいろな課題があるということなんですけれども、この1年間で大臣が自らこういうことをやりたいと言ってやった施策というのはいかがでしょうか。
(答)私自身、やりたいということでやったことは、住まいをきちんと整えて、そちらで生活していただける、安心してお住まいいただける状況について、私は一生懸命現場にもまいりましたけれど、努力させていただいたことがございます。また、それぞれの事業につきましても、これは特にお金の関係で、資金等の厳しい状況の中で支援させていただき、この芽出しもさせていただいたと思っております。
 また、水産物につきましても、私も各自治体を全て回らせていただいたわけでございまして、一つ一つ話を承りながら、具体に御要望を承って対応させていただいたわけでございます。
 このことについては、決して全て成功したというほどのことになっていないわけでございます。しかし、厳しい中にあっても、私は多くのことを皆さんの御要望を受けて実現させていただき、少しでも希望を持って事業化していただいていることはよかったなと、このような思いも持っております。
(問)もう1点だけお願いしたいのですけれども。大臣は昨年就任されたときに、不本意ながら、入閣待機組ということを言われたりとか新聞に書かれたりということも一部あったと思うのですけれども、その中で、大臣なりの思いがあって1年間やってきたと思うのですけれども、次の復興大臣に期待したいこととか、こういった人になってほしいというのがありましたらお願いします。
(答)次の復興大臣にお願いしたいというのは、私が大臣を1年務めて一番感じたことは、先ほど申し上げましたけれど、やはり大変な思いをしておられる方たちがまだ大勢いらっしゃる。大変なあの東日本大震災の未曾有の大震災から多くの方が亡くなり、家族が失われ、そして避難し、そして想像もしなかった福島第一原子力発電所の大事故が起こって、故郷を本当に泣く泣く大変な思いをもって離れなければならない、新しい場所で生活しなければならなかった、そういう方たちの思いを共有して頑張っていかなければならない、現場主義を徹底していっていただき、そして何といっても被災地に寄り添う、何度も重ねて申し上げましたけれど、こういうことであろうと思っております。
(問)大臣、そもそも、今日これ退任会見なんですかね、退任会見なんでしょうか、これは。
(答)退任会見ということでは。改めてまたそういうことがあると思うのですが、この1年がたって、ちょうど安倍政権から次の政権に移っていくときでございますし、もう日程的にも首班指名選挙がもうすぐあるわけでございますし、そういう時期でございましたので、御質問に合わせて、ちょっとそういう意味のお話もさせていただきたいということでございます。退任発言は、改めてそういう場をまた作っていただければと思っております。
(問)福島県で言えば、復興拠点外の対応ですとか、処理水の判断とか、大きな課題が先送りされたことは間違いないと思うのですけれども、その辺の受けとめはどうですか。
(答)与党のほうからも、もう御存じのとおり政府に対して要請をいただいておるわけでありますし、大変重い課題であるわけでございます。私どもも、このことについて本当に地元の皆様方の御要望も強いわけでありますし、しっかりと対応していかなければならない、このように思っておるところでございます。
 いずれにしても、今後、きちんと対応していくということになる、このように思っております。
(問)新型コロナの感染拡大がなければ、東京五輪・パラリンピックが任期中に開かれていたと思いますが、来年に延期ということになっておりますけれども、復興五輪という看板自体が薄れるのではないかという指摘もあります。この点については、どういうふうにお考えになりますか。
(答)復興五輪は、今年開催されるということで、全てのスケジュールが組まれておったわけでございますが、こういう事態になってしまいました。しかし、いろいろと今の状況の中で言われてはおりますけれど、私どもは必ず復興五輪は開催される思いを持って今、いろいろと対応させていただいておるわけでございます。
 復興五輪こそ、この被災地の復興の姿を世界の皆さんに知っていただく、そして見ていただく、できれば行っていただく、こういうようなお願いと同時に、多くの皆様方に、まさしく国内外の方々に御支援いただいて今日まで復興が進んできておるわけでございまして、こういう感謝の思いも大切にしていける、そのことをアピールできる復興五輪、この思いでございますので、非常に重要なこととして認識しておるところでございますし、成功させなければならない、この思いでございます。
(問)先ほどのお話の中で、今日の今までの会見の中で、大臣は交代されることが前提のような話として僕は聞いていたのですけれども、復興大臣を引き続きしたいという、そういう思いというのはないのですか。
(答)これは私たちの立場というのは、その節目節目で内閣総理大臣が指名して、お受けするかしないかということになるわけでございまして。私どもも復興大臣をまた再度やれと、こういう御下命であれば、それはそのようにも考えるわけでございますけれど。普通で考えれば、1年たち、また政権も代わるわけでありますから交代する、こういうことを普通考えるのが常識かなというふうに思っておるところでございますが、これは何とも私では、これ以上のお話は申し上げることはできないことでございます。
(問)大臣、御発言の中で、まだ大変な思いをした人たちがたくさんいると、その被災者に寄り添う必要があるのだということをおっしゃっていました。これまでの内閣の復興大臣の御就任を見ていると、やっぱりその内閣ごとに復興大臣が代わっていく、それで一から被災地に行って、被災地のほうは説明しなければならない。もちろん、事務方は代わらないのでしょうけれども、官僚の方々だって2年、3年置きに代わっていくという中で、やはり被災者に対してそういう思いが伝わらないんじゃないかというふうには考えられませんでしょうか。
(答)確かに1年で交代するということになれば、当然、交代によって起こる幾つかのことがあるわけでございまして、今御指摘がありましたように、またかという御指摘も私が就任したときにもあったわけでございまして、そういうことは私も承知しておるところでございます。ただ、今もお話ししましたように、私の立場ですと、この1年を振り返ってのお話はさせていただきましたけれど、今後、大臣がどうなるかとか、継続すべきかどうかということについては、これは内閣総理大臣がお決めになることでありますので、私としては、このことについてはちょっと、やはり控えておいたほうがよろしいのかなと、このように思っております。
 ただ一般的に、よく知っている人が、また、責任ある立場で仕事をできる人が大臣を務めるということは、重要なことであろうと思っております。信頼関係は、地元と大臣、復興庁との関係というのは、本当に一丁目一番地の話でございますので、重要に考えなければいけないことだと思っております。
 失礼いたします。

                                                         (以  上)

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