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田中復興大臣記者会見録[令和02年07月14日]

(令和2年7月14日(火)10:53~11:01 於)復興庁6階記者会見室


1.発言要旨
  おはようございます。
  このたびの大雨等によりまして、日本各地で大きな被害が出ております。私も大変痛恨の極みでございます。亡くなられた方に心から御冥福をお祈りし、被災された皆様、全ての方々に心からのお見舞いを申し上げる次第でございます。
  本日も警察、消防、自衛隊を初めとする関係機関や被災自治体において懸命の活動が続いているものと承知しております。今回の災害で大変多くの方がこういう状況になっておられるわけでございます。私どもが所管する被災地で大変な水害があったばかりでもございますし、緊張感を持って対応していかなければならないとの思いでございます。
  まず1点目でありますが、本日の閣議で承認されました復興庁の幹部の人事について御説明させていただきます。
  7月20日付で末宗徹郎事務次官が退任し、その後任に由木文彦国土交通省国土交通審議官を充てることといたします。また、同日付で国土交通省へ転任する石田優復興庁統括官の後任に、開出英之総務省自治税務局長を充てることといたします。さらに、同日付で経済産業省へ転任する小山智復興庁統括官の後任に、角野然生経済産業省関東経済産業局長を充てることといたします。
  2点目であります。先日、国土交通省より「GO TOトラベル事業」が7月22日より開始されることが発表されました。
  この事業は、東北の被災地への旅行も含む国内旅行を対象に、宿泊、日帰り旅行代金の2分の1相当額を支援するものでありまして、まず旅行代金の割引について先行的に開始するとのことであります。
  復興庁といたしましても、新型コロナウイルス感染症により東北の観光事業も甚大な影響を受けていることから、観光庁と連携しつつ、このような事業や観光復興関連事業を通じて、被災地における観光振興の取り組みを支援してまいりたいと思います。また、私としましても、コロナの感染拡大防止に配慮し、各自治体の意向を確認しながら現地視察を続けて参る所存であります。
  以上でございます。

2.質疑応答
(問)2点お伺いいたします。
1点目、今日の幹部人事のことでお伺いいたします。末宗次官は統括官時代から2年間にわたり復興庁の幹部として事務方としてお働きいただきましたが、末宗さんの働きに対する評価と、あと、由木さんは福島県に出向した経験もあり、東北についても精通しているかと思いますが、由木さんに対して期待することをそれぞれお願いいたします。
(答)末宗事務次官から退任の申し出がございまして、これを認め、このような人事になったところでございます。末宗次官は本当に長い間復興庁で重要な役職をお務めいただきましたし、大変な功績、実績を挙げていただいた方でございまして、今後も復興庁顧問をお願いして、引き続き国際教育研究拠点を初めとする復興庁の重要施策に広く参画していただく予定でございます。
  また、由木氏は、内閣官房において各省横断的な政策の総合調整の経験が豊富であるほか、国土交通省の要職を歴任しておられまして、国土交通行政全般について幅広い知見と経験を有している、このように思っておるわけでございます。復興庁における政策課題を踏まえ、適材適所の観点から判断させていただいたところでございます。
(問)2点目をお伺いいたします。大臣の冒頭発言にあった、「GO TO トラベル」のことでございますが、東北の被災地としては観光事業の伸びる夏休みに向けて、観光事業の増加が期待される一方で、ここ最近の東京を初めとする首都圏のコロナ感染の拡大の懸念が出ておりまして、被災地にせっかく観光に来ていただいても感染拡大が広がるのではないかという懸念が出ております。そういった観光客を受け入れる被災地側の心配に対して、どのように政府として感染防止対策を進めていかれる考えでいらっしゃいますか。
(答)感染状況の現状については、警戒感を持って注視しつつ、感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組むということが政府の方針ということでございます。このため、復興庁としても感染拡大防止策にも徹底して十分な配慮をいただきながら、皆様にぜひ東北の観光地を訪れていただきたいと考えておるわけでございます。
  いずれにしましても、今回の「GO TO キャンペーン」、我々も本当に早く、いろいろと施策を推進しておるわけでございまして、できる限り私たちも力を入れて東北、特に被災地の観光地に足を運んでいただきたい。
  ただ、おっしゃったように、コロナ対策というか、そういうことについてもあわせて十分多くの方々に御理解いただけるような努力をして、徹底して防いでまいりたいとも思っておるわけでございます。両立するという面は本当に大きな課題でございますけれど、推進してまいりたいと思っております。

(以  上)

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