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田中復興大臣記者会見録[令和02年03月19日]

田中復興大臣記者会見録(令和2年3月19日(木)9:20~9:30 於)復興庁会見室)


1.発言要旨
 おはようございます。まず、1点目であります。原子力災害により避難されておられる住民の今後の生活再建に向けた意向等を把握するための住民意向調査について、南相馬市、川俣町の調査結果を取りまとめました。これで、今年度調査を実施した7市町村全ての調査結果がそろいました。今回取りまとめた南相馬市、川俣町の調査結果ともに各市町村の調査の概要について、本日公表いたします。詳細は後ほど事務方より説明いたします。
 2点目であります。明日20日に、昨年10月の令和元年東日本台風により大きな被害が発生した三陸鉄道は、釜石駅から陸中山田駅間の運転再開により、全線で運行を再開します。三陸鉄道は通勤や通学など、生活の足として、また観光振興の観点からも沿岸被災地をつなぐ鉄道として重要な役割を担っています。この全線運行再開によりまして、列車の運行本数も増加することから、一層の地域の活性化が期待され、大変喜ばしく思っているところでございます。
 3点目であります。海外の風評払拭、輸入規制の撤廃・緩和に向けた情報発信の一環として、福島の復興の現状や食の安全性等について紹介するテレビ番組を放送いたします。主に海外に向けた番組でありまして、特に台湾のテレビ局の協力を得て制作放送される点が大きな特徴であります。日本でもBSフジの「エスプリ・ジャポン」という番組で27日金曜日24時から、台湾ではそれに先立ち、21日土曜日15時半から放送されます。フランス、ニュージーランドなどでも放送予定であります。なお、23日には番組関係者による訪問をお受けすることになっております。
 以上でございます。

2.質疑応答
(問)先ほどありました三陸鉄道の運転再開についてお伺いします。運転再開により地域の活性化を期待されているのですけれども、やはり運行面では誘客数の減少だったり、今後の課題も多いわけです。その辺の大臣の今後の検討についてお願いします。
(答)三陸鉄道は思わぬ台風の被害によって寸断されたということでございました。当時、私もすぐ現場の確認に行ったわけでございます。大変重大な災害であった、被害であったという認識に立っております。はっきり言いまして、あの地域にとって非常に希望の鉄道であったわけでございまして、あの事故というのは、本当に地域の皆さんをがっかりさせたという意味があったわけでございます。今回、このことによって、利用の拡大を図っていくことによって、地域の復興に大きな弾みがつくものだと思っているところでございます。観光面にも大変大きな効果を期待するところでございます。
(問)住民意向調査の関係です。南相馬と川俣町では、帰還の意思を示した人が増えているという状況ということです。7市町全てそろったということで、全体を踏まえて大臣としての受けとめ方を教えていただけますか。
(答)確かに今回の調査では少し明るい調査結果もあるわけでございますが、一方において、避難指示解除が遅くなった自治体では、戻れないと回答した方が五、六割ということになっておるわけでございます。戻りたいと考える方の思いが叶うように、医療、介護、住宅、買い物環境等、生活環境やインフラを整備していくことが非常に重要だと思っておるわけでございます。
 一方において、あわせてやはり今まで事業者の皆さんを御支援したり、また、新しい事業者に来ていただく、生業(なりわい)の面でも力を入れていかなければなりません。以前から継続しております水産業者の皆さん、あるいは農業者の皆さんへ対する支援なども含めて、継続していく、その結果、住民の数を増やしていくことになるんだと思います。また、御年配の皆さんも安心して生活ができるという安心感をやはり提供しなければならない、この思いでございます。
(問)住民意向調査結果の概要の方の9ページですけれども、「帰還を判断するために必要な条件」で、いずれも第1位に、医療介護環境の改善、拡充を皆さん挙げていらっしゃいます。つまり、戻るときの住民にとっては足りてないという状況だと思うのです。人材面、財源面、大変厳しい状況にあるのは重々承知なのですが、そこを何とかするのが政治であり行政だと思うのです。大臣としての今後の思いをお願いします。
(答)繰り返しのお話になるわけでございますが、住む人たちにとってみると、やはり医療関係だとか、日々の生活に供するための買い物環境だとか、いろんな意味での総合的なインフラの整備が非常に必要だという認識を強くしておるところでございます。また、地域の要望も強いケア対策も、やはり専門家だとかという関係も非常に重要だと思います。総合的に一つひとつの事例をきちっと把握しながら対応していきたいと思っております。自治体の皆様の御意向を承りまして、また、住民の皆様方の声もしっかりと私どもも確認させていただいて、対応していきたいと思っております。
 以上でございます。
(問)新型コロナウイルス感染症の関係で、復興五輪の関係でホストタウンの事業やイベントが岩手でも中止や延期が相次いでいます。聖火リレーのほうもイベントが中止になっています。復興五輪に向けて影響が出てくると思うのですが、そのあたりについて大臣どう思われますか。
(答)今の時点では、コロナ対策ということで、いろんな御理解、御協力をいただいておるわけでございまして、やむを得ないことだと認識しておるわけでございます。私どもも復興五輪ということで、地域にとっても非常に重要なことでありますし、シンボリックな大きな行事でございますので、予定どおり実施されていく、この思いを持って準備にしっかりと努力してまいりたいと思っております。地元の皆様方の御期待にも応えてまいりたいと思っておるところでございます。
 IOCが17日に公表した声明においても、東京大会に向けて変わらず全力を尽くすことを改めて示しておるわけでございまして、私たちもそのような思いを持って努力してまいります。
 以上でございます。
(問)関連です。そうは言いながら延期といったことが言われているわけです。リスクマネジメント的にも、もしそうなったときの対応として検討されていることがあるんじゃないかと思うんですが。あくまで復興五輪というスタンスを堅持してもらいたいということが復興庁としてあるとは思うんですが、その際の対応について、仮の話で申しわけないですけれども、今、お考えのことを教えてください。
(答)今の時点で私の立場から仮の話は申し上げられない状況にございます。お話を申し上げましたように、新型コロナウイルス対策というのは現場でしっかりと対応していく。そして、復興五輪もしっかりと実現していく。この思いで努力する。このことでお答えとさせていただきたいと思っております。

(以  上)

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