1.発言要旨
一昨日12月9日、東京電力福島第一原子力発電所を訪問させていただきました。福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策を安全かつ確実に進めていくことは福島の復興の大前提であり、私としても現場をしっかり確認することを重要と考えていたため、今回、視察させていただきました。視察では、凍土壁の建設工事やサブドレン設備、海側遮水壁等の汚染水対策の現場を視察し、作業が一歩一歩着実に前進していることを実感しました。東京電力には引き続き、廃炉作業を安全かつ着実に進めていただきたいと思います。政府としても、廃炉・汚染水対策は前例のない困難な事業であるため、前面に立って、この難事業に取り組んでいきたいと考えております。現場で実際に廃炉作業の進捗状況を確かめた経験も踏まえ、汚染水対策が安全に進捗していることを、地元住民の皆様はもとより全国あるいは世界の皆様にも発信してまいりたいと感じた次第でございます。
2.質疑応答
(問)福島第一原発の地下にたまった汚染水の濃度が1年前の4,000倍ぐらいに上昇しているということが分かったということなんですが、それに対しての所感と、今後どうやって対策に当たっていきたいかお願いします。
(答)大変難しい作業だというふうに思いますが、先ほど申し上げたとおり、しっかりと対応していただいている感じがしました。これからそういう濃度のことにつきましてもしっかり対応してくれると思いますけれども、今、東電と経産省がしっかりと調査中であるというふうに伺っているところでございます。
(問)本日、参議院の閉会中審査がありますけれども、また野党から政治資金の問題など追及もあるかと思いますけれども、その辺についてどういうふうに。
(答)質問があれば、丁寧に御説明をさせていただきたいというふうに思っております。
(問)あともう一点なんですけれども、復興とは直接関係はないんですけれども、今、与党で軽減税率の協議が行われております。対象品目が拡大することが予想されておりますけれども、協議を大臣の目から見てどういうふうにお考えですか。
(答)おっしゃるとおり与党で今、調整中ということでございますので、その推移を見守りたいというふうに思っております。
(問)軽減税率以外の年度改正については、税制改正について与党それぞれで決まっていますけれども、被災地関連で防集移転跡地の登免税については要望どおりになりましたか。
(答)まだ協議中でございますので、申し上げることはできませんけれども、そのことも含めて私どもは要望しておりますので、是非そうなっていただきたいというふうに思っておりますし、まずそういう方向で進むのではないかなというふうに思っております。
(問)それとセットで要望していた不動産取引税についてはちょっと難しい状況で、地元の条例でやれというような感じですけれども、その点については。
(答)それはしっかりそれぞれの県で条例で御対応いただけるというふうに思っております。
(以 上)
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