1.発言要旨
今日は私から御報告することは特にございません。
2.質疑応答
(問)先日、福島県知事が福島を訪問されていた遠藤大臣に対して、東京オリンピックの例えば予選でしたり、あとは事前の合宿というものを福島県に誘致したいというお話を伝えておりました。それに対して遠藤大臣は前向きに検討したいというお話をされていたのですが、復興大臣としてどのように受け止められましたか。
(答)「復興五輪」という言葉がありますように、我々もこのオリンピック・パラリンピックを復興の活気づけといいますか、わくわく感に結びつけていきたいという思いは以前から持っておりまして、何とかいろんな形で参加というか、参加感を持てるようにしたい、一つは聖火リレーで被災地を走らせたいというのが我々の一つの希望でございまして、そのことは組織委員会の方に是非そうしてくれということはお話をいたしておりますが、これは最終的に組織委員会が決めることでございます。
そしてもう一つは復興が進展している地域で、新しく採用された種目の競技を行うことはできないかということで、これも前々から検討しておりました。遠藤大臣も前向きに検討したいということを、お話をいただいております。
さらにもう一つは、各国のキャンプ地あるいは調整する場所として、東北の被災地の様々な施設もございますし、受け入れたいという思いもありますので、そういうもので、そういう形でオリンピックの参加感を得たいという思い、この三つとも我々持っておりまして、遠藤大臣にも度々このことは、公式の席ではないのですが、今日も閣議の前の控室で隣が遠藤さんなものですから、この間の内堀知事との話もあり、また頼むよという話をして、いやいや、当然やらなきゃいけないんだという話を遠藤大臣からもいただいております。
(問)続いてなのですけれども、オリンピックですと結構海外から文化関係ですとか、関心のあるバイヤーの方々も日本に来られる方が多いと思うのですけれども、そうしたことを東北の更なる復興につなげていく、そういうチャンスとも見ていらっしゃるということですか。
(答)これも二つありまして、一つはオリンピックで見学にみえた観光客の皆さん方、あるいは選手諸君も含めて、あるいは関係者も含めてと言った方がいいかもしれませんが、一人でも多く東北の被災地を訪問していただきたい。そしてここまで復興が進んでいるという実感を持っていただきたい。我々ここまでやったんだということを一つ示して、東北の勇気を奮い立たせるきっかけにしたいというのが一つであります。
そしてその際に、様々な東北に埋もれておりますいいもの、あるいはいい文化、いい伝統といったようなものも、海外の人の目から見て、お、これすごいじゃないかというものが必ずあるに違いない、こう思っておりますので、そういったものの発掘、あるいはそれが最終的にビジネスにつながればもっといいわけですが、そういう形になっていくことを期待は、ものすごく期待はしております。
(以 上)
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