浪江町高瀬地区にある町営高瀬野球場が東日本大震災から13年を経て復旧工事が完了し、8月11日(日)に完成式が執り行われました。
町営高瀬野球場は、東日本大震災前は小学生から社会人に至るまで様々な年代の野球チームにより年間を通じて利用され、数々の名勝負が繰り広げられた思い出の場所でしたが、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故による全町避難により使用できなくなりました。避難指示解除後、町や関係者の努力により、復旧に向けた取組を進めていたところ、工事が完了し、この度再開されることになったものです。
完成式当日は、台風の接近により天候の悪化が心配されましたが、幸い天候が崩れることもなく、吉田浪江町長をはじめ、平本浪江町議会議長、志田福島復興局長ら関係者が出席し、来賓祝辞、テープカット、セレモニアルピッチなどが行われ、完成を祝いました。
また、完成式後には浪江町スポーツ協会野球部長杯(盆野球大会)が行われ、町内4チーム67選手が熱戦を繰り広げました。浪江町の本格的な復興はまだ緒に就いたばかりですが、周辺施設(丈六公園、いこいの村なみえ)と本野球場が一体的に運用されることで、再び賑わいが取り戻され、スポーツ活動を通じた町民の方々の健康づくりや豊かな生活の実現と、青少年の健全育成に向けた取組がより一層加速することが期待されています。
(写真提供:福島復興局)
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