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知識と文化守る拠点復活-陸前高田市立博物館開館(岩手県陸前高田市)
(令和4年11月30日)

 東日本大震災による壊滅的な被害を受けた陸前高田市で、令和4年11月5日、陸前高田市立博物館が11年8カ月ぶりに再建され一般公開されました。

 再建された博物館には、被災して甚大な被害を受けた旧「市立博物館」と「海と貝のミュージアム」を一体整備し、世界各地の貝類の標本、漁労文化の他、津波の教訓を紹介する資料など約7,300点が展示されています。

被災前のミュージアムの目玉展示だった、「つっちー」の愛称で市民から親しまれていたツチクジラの標本も修復され博物館に帰ってきました。

 震災時、市立博物館を含め市内各施設の収蔵品約56万点が流出するなどして壊滅的な損害を受けましたが、博物館職員や県内の文化財担当者、自衛隊などの方々によって、おびただしいがれきの中から約46万点が救出回収され、これまでに約30万点の修復作業が終わりました。

 現在も館内では残りの修復作業が続けられ、収蔵品に付着した泥や塩、雑菌などを取り除く「安定化処理」などの作業風景を直接見学できるようになっています。

 施設内は9か所の展示コーナーに分かれており、各コーナーには興味深い展示の数々と、小さい子供も楽しみながら学べる「発見の部屋」など、充実した内容になっています。
 この施設は、市内中心部という好立地に建てられており、また入場料が無料で展示を気軽に見ることができることから、歴史と文化を後世に伝える拠点のみならず、多くの市民や観光客で賑わい溢れる施設になることが期待されています。

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【市立博物館】
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【館内案内図】
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【つっちー(ツチクジラ標本)】
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【収蔵品救出作業の展示】
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【安定化処理作業の様子】
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【発見の部屋】
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【屋上展望デッキより広田湾方向】
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【屋上展望デッキより市内中心部方向】

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