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未来に羽ばたく企業の卵をかえす!大熊インキュベーションセンター 開所(福島県双葉郡大熊町)(令和4年7月22日)

 大熊町が町内の下野上地区に整備を進めてきた「大熊インキュベーションセンター(※)」が、722日(金)にオープンしました。この施設は、6月末に避難指示が解除された特定復興再生拠点区域内に所在する旧町立大野小学校の校舎等を、町民と町外から来た方々との交流の場、そして、町内における起業支援拠点として、福島再生加速化交付金などを活用してリノベーションしたものです。

 この施設の完成を祝して開所式が行われ、吉田大熊町長から「町民の思い出が詰まった大野小学校が、町の基幹産業創出の場として生まれ変わった。同時に、卒業生や町民が懐かしさを感じられる場所としても活用していきたい。」との挨拶がありました。開所式当日は入居企業の代表者や関係者らが出席し、被災地からの新たな産業の創出に期待を膨らませました。
 このセンターには、既に貸事務所に6社、シェアオフィスに30社が入居しており、今後、各社の新技術を磨いて町内での事業展開を目指すことになります。

 施設の外観はほぼ学校校舎のまま、施設内には廊下・階段や教室風会議室など、旧校舎の「懐かしさ」をあえて残しながら、多様なニーズに対応できるよう、機能的なシェアオフィスやコワーキングスペース、純日本的な和室などが整備されています。また、これらの中心には、入居者と町民らの交流を図るための交流スペースがデザインされています。

 名称に付けた「Incubation」は英語で卵をかえす「孵化(ふか)」を意味し、起業を志望する方や設立間もないベンチャー企業の「卵」に育成促進の場を提供し、将来的には孵化し羽ばたかせることを目的としています。

 このセンターに起業家やベンチャー企業が「入学」し、ここで成長して「卒業」する際には、町内への事業所・工場設立に向けてステップアップし、大熊町での雇用を生み出す基幹産業となるストーリーを具現化することが期待されています。

(※)「大熊インキュベーションセンター」についてはこちら
    http://okuma-ic.jp/

 ・大熊町公式ホームページについてはこちら
    https://www.town.okuma.fukushima.jp/soshiki/kikakuchosei/21311.html

 

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テープカット
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吉田大熊町長 挨拶
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施設外観
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(手前)交流スペース・(後方)コワーキングスペース
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和室
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会議室

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