平成24年の第1回石巻市開催から今回で34回目を迎えた“結の場“は、経営課題を抱える被災地域企業に対して、大手企業の経営資源やノウハウを提供し、課題解決を図るための新たな連携事業創出のきっかけとしていただく支援の場です。(図参照)
本年度の“結の場”in宮城は、11月25日(木)に、被災地域企業11社【(所在地:気仙沼市、石巻市、東松島市、塩竃市、女川町、利府町)、(業種:水産加工業関連(8社)、農業関係(1社)、観光業関係(1社)、木工業関係(1社) )】、支援提案企業28社のほか、被災地域企業をサポートする商工団体や銀行等の参加を頂き、実施いたしました。
今回も昨年に引き続き、新型コロナウィルス感染症対策のため、石巻市のメイン会場には被災地域企業や県内の支援機関のみ参集し、本庁会場や支援提案企業とオンラインでつなぐ方式での開催となりました。
冒頭、主催者として、復興庁から宮城県担当の冨樫博之復興副大臣が挨拶を行い、支援提案企業に対して参加の謝意、ビジネスアイディアの提供が地域経済の発展に繋がることへの期待が語られました。
その後、各ブレイクアウトルームに移動し、ワークショップが行われました。被災地域企業から会社概要や経営課題・支援要望を説明した後、支援提案企業から、販路拡大やプロモーション、IT等の経営課題について、支援提案を念頭に活発な質疑応答が行われました。被災地域企業1社に対し、3社程度の支援提案企業とでワークショップを2セッション行った後、メイン会場へ移動し閉会式が行われました。
被災地域企業からは、「客観的かつ冷静なアドバイスを頂き感謝している」といった声が、また、支援提案企業からは、「“結の場”はその名の通り、御縁を作る場と捉えています。少しでもお力になる事が出来、更に形になれば幸いです。」といった声が各テーブルから聞かれました。
今後、支援提案企業による提案を集約した後、被災地域企業に提供したうえで、採用する提案を決めて頂き、両者で打ち合わせ実行に移していくなどマッチングの段階に入っていきます。宮城復興局では、引き続きマッチングの成立に向けて支援を行い、具体的な連携事業の創出に寄与して参ります。
図:“結の場”の取り組みイメージ
“結の場”の会場風景
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