飯舘村が整備を進めてきた「飯舘村ライスセンター及び自動ラック式低温倉庫」が完成し、4月15日(木)に完成引渡式が行われました。この施設は、収穫した籾の籾摺り・乾燥・分類、自動ラック式低温倉庫でのコンピューター制御による玄米の在庫管理を行えるもので、福島再生加速化交付金などを活用して整備したものです。
式においては、運営主体となるJAふくしま未来(※)との協定署名が執り行われ、杉岡飯舘村長は『相互協力のもと、村の基幹産業である農業の振興、優良農地の維持・発展に向け取り組んでいきたい。水田農業の中核となるこの施設の有効かつ安定した運営をお願いしたい。』と挨拶しました。また、菅野飯舘村議会議長、内田農林水産省東北農政局長、大波福島県相双農林事務所長の祝辞があり、平沢復興大臣の代理として亀岡復興副大臣からは、「ライスセンターはお米を収穫し出荷する上で欠かせない施設であり、多くの営農者に活用され、活躍することを期待する」との祝辞が述べられました。
本施設では16,000俵(水稲作付面積200ha相当)の処理能力を有しており、荷受から乾燥、籾摺・選別、計量出荷までの一連の機能を有する他、自主検査設備を備えています。飯舘村では避難指示が解除された平成29年から徐々に水稲の作付けを再開し、令和2年度は128ha、令和3年度には176haの作付けを予定しています。
この施設が飯舘村の営農再開への更なる弾みとなり、村への帰還や移住・定住の促進に結び付くことを期待するとともに、村長の掲げる「明日が待ち遠しくなるようなわくわくする楽しいふるさと」に繋がることを願っています。
(※)JAふくしま未来 についてはこちら
https://www.ja-f-mirai.or.jp/
協定書締結の様子
亀岡副大臣の祝辞
施設外観
施設内設備
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