3月11日、東日本大震災の発災から10年を迎え、宮城県内でも各地で追悼行事が行われました。
昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、多くの市町が式典形式での開催を見送りましたが、今年は沿岸13市町が、感染対策を講じた上で追悼式を実施し、犠牲者のご冥福を祈りました。
このうち、名取市の追悼式には三谷 英弘復興大臣政務官が参列し、追悼の辞を述べるとともに代表献花を行いました。三谷政務官は、宮城県庁、山元町、亘理町及び名取市閖上地区の各献花所においても献花・黙とうを行いました。このほか、県内10市町の追悼行事には復興庁本庁及び宮城復興局職員が参列し、それぞれ黙とうを捧げ、献花を行いました。
併せて、気仙沼市では同日午前に、市復興祈念公園開園式典が行われました。同公園は、震災で被害が大きかった内湾、鹿折地区を望む陣山地内の高台に整備され、内部が祈りの場となる船の帆を模したモニュメント「祈りの帆(セイル)」や、遺族の了承を得られた犠牲者1,085人の名を刻む銘板、震災の記憶伝承のための彫刻などが設置されています。同日夜にはモニュメントの点灯式も行なわれました。
また、石巻市でも同日午前に、3月28日に開園予定の石巻南浜津波復興祈念公園内に建立された市慰霊碑の除幕式が行われました。震災から10年の節目に、東日本大震災で犠牲となった石巻市民と(同市内で犠牲となった)市外の方の追悼の場として開放されました。午後の追悼式は、開成地区に新たに整備された市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開催されました。
改めて、このたびの震災により犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに、ご遺族の皆様のご平安を祈念いたします。復興庁としても、被災地の一日も早い復興・創生に向け、全力で取り組んでいく決意を新たにしました。
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