大熊町診療所は2月2日(火)、大熊町の大川原地区復興拠点・福祉ゾーン内に開所しました。この診療所は、東日本大震災と東京電力㈱福島第一原子力発電所の事故後、初の町立診療所として、地域医療再生基金等を活用して整備されました。
約10年ぶりの町内医療機関の診療再開にあたり、吉田大熊町長は「町内医療再生の第一歩。住民の不便解消につながる。」と期待の言葉を述べました。また同診療所の所長、山内健士朗(※1)医師は「かかりつけ医が町内にできたと思っていただけるような身近な診療を行い、帰還した町民の皆さんが安心して生活できるようにしたい。」と抱負を語りました。
診療科目は内科ですが、山内医師の専門が家庭医・総合診療医ということもあり、それぞれの家庭や地域の環境に応じた健康維持・健康管理をお手伝いする身近な医療機関として、地域での一次医療を担いつつ、将来的には医療ニーズを確認しながら、診療日や診療科目の追加などを検討していくことも計画されています。
この診療所が“普段から頼ることができる、何でも相談できる場所”を目指して、町内で暮らす方の気持ちを大切に、地域に寄り添った医療機関となることを期待しています。
【大熊町診療所の概要】
〇診療日(祝日・年末年始は休診)
毎週火曜日 受付時間:8:45~11:30 診療時間:9:00~12:00
〇診療科目 内科
〇診療所の体制 医師1名、3月までは看護師1名、医療事務職員1名
4月からは看護師2名、医療事務職員1名
〇薬:院外処方(痛み止め等の一時的な薬は、診療所にて処方可)
※1:山内 健士朗(36)医師のプロフィール
・東京都多摩市出身。帝京大学医学部卒。
・福島県立医大医学部 地域・家庭医療学講座所属。
・福島市の医療生協わたり病院、只見町の朝日診療所、相馬市の公立相馬総合病院
を経て、南相馬市立総合病院 勤務。
吉田大熊町長(右から2人目)
山内医師(中央)
診療所・所長 山内健士朗医師
診療所・外観
受付・待合室
診療室
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