東日本大震災津波を乗り越え、昨年3月23日に全線開業した三陸鉄道リアス線が、同年10月の台風19号被害で再び不通となってから約5カ月。県内や全国からの支援に支えられ、待望の運行再開を迎えました。
記念列車の出発式が行われた陸中山田駅では、三鉄の中村社長が支援への感謝と運行再開を宣言し、関係者のテープカットとくす玉開披で再出発を祝いました。また、ホームには久しぶりの列車を一目見ようと集まった方々が、関係者の乗った3両編成の記念列車を笑顔で見送りました。
記念列車は、陸中山田駅→織笠駅→岩手船越駅→浪板海岸駅→吉里吉里駅→大槌駅→鵜住居駅→両石駅→釜石駅と運行される予定でしたが、この日は朝から強風が吹き、陸中山田駅から岩手船越駅までの運行となりました。それでも、待ちに待った三鉄の再出発を喜び、沿線の住民や鉄道ファンが各駅や三鉄が通る沿道で出迎え、大漁旗や小旗を振って祝福ムードを盛り上げました。
今後は、三陸沿岸の希望のシンボルとして、地域住民の生活を支え、観光面でも交流人口の拡大や地域産業の活性化に欠かせない存在として、多くの方々に利用され、三陸地域ににぎわいをもたらすことになるでしょう。
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