12月17日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた南三陸町で震災復興祈念公園が一部開園しました。本公園は、東日本大震災の犠牲者の追悼、震災の記憶と教訓の継承、大自然への畏敬と豊かな恵みへの感謝、復興した町の未来の姿の創造、そのための場を人々の協働によって創造することをテーマとしています。
今回開園した箇所は、「南三陸さんさん商店街」の対岸6.3 haのうち「祈りの丘」や「復興祈念のテラス」の周辺を合わせた1.2 haです。
祈りの丘は、標高20mの築山の山頂に、東日本大震災の犠牲者名簿を安置する石碑が追悼の言葉を添えて設置され、犠牲者への祈りを捧げる場となります。
復興祈念のテラスは、築山と志津川の新市街地を結ぶ位置に、復興への想いを記した記念碑が置かれ、訪れた人々が祈りを捧げる場となります。
今後、旧防災対策庁舎付近や、公園とさんさん商店街をつなぐ中橋(新国立競技場を設計した隈研吾氏がデザインした)が整備され、来年秋の全エリア開園を目指しています。式典には、宮城復興局長が出席しました。
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