平成24年の第1回石巻市開催から今回で26回目を迎えた“結の場”は大手企業の経営資源やノウハウを被災地域の企業へ提供し、経営課題の解決を図ることで、新たな連携事業創出のきっかけとしていただくワークショップです。
今回の対象地域となった宮城県石巻広域圏は、石巻市・東松島市・女川町の2市1町で構成され、世界3大漁場の1つである三陸沖や豊かな自然に恵まれた農業も盛んな地域でありますが、東日本大震災では、4万7千棟を超える家屋の全半壊があり甚大な被害を受けた地域です。
“結の場”in 石巻広域圏には、各市町の観光関連、食品加工、楽器製造等の事業者11者と、支援提案企業37社をはじめ、関係機関から150名以上が集い、被災地企業を数社の支援提案企業が囲み、販路拡大やプロモーション、人材等の経営課題について活発な情報交換が行われました。
被災地企業からは「大手企業各社の多様な視点から貴重なアドバイスを頂いた」、「厳しいご意見もいただいたが、今回の出会いを今後に活かしていきたい」といった声が、また、支援提案企業からは「支援というより対等な立場でつきあっていきたい」といった声があがりました。
主催・共催者として、復興庁から奥審議官、英宮城復興局長、宮城県から髙橋東部地方振興事務所長、女川町の須田町長ほかが出席し、支援提案企業に対して、参加への謝意や支援への期待が語られたほか、各テーブルの議論に熱心に耳を傾けていました。
今後、支援提案企業によるプロジェクト提案を復興庁が集約した後、被災地企業との間でマッチングの協議に入っていきます。
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