東日本大震災津波で全壊した陸前高田市立気仙小学校の校舎が完成し、3学期の始業式と落成式が行われました。
被災後、旧長部小学校を間借りしてきた気仙小学校は、平成25年4月に長部小と統合。震災から約8年が経ち、気仙小学校舎の完成を最後に、岩手県内で被災した全ての公立学校が再建されたことになります。
新校舎は、気仙町今泉地区に造成された高台に移転整備され、気仙杉などの県産材を多く使用し、たくさんの窓から光が差し込むとても温かみのある校内になっています。職員室や各学年の教室などがある普通教室棟のみ2階建てになっており、1階部分は理科室や音楽室などの特別教室棟とつながっています。校舎の一角に設けられた円形のような建物は「風のホール」と名付けられ、地域の方々も利用できる開かれた施設として、郷土芸能伝承の場としても活用されるということです。
待ちに待った新校舎での生活に、教室内は児童たちの笑顔であふれていました。
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