釜石市がラグビーワールドカップ日本大会の開催地に決定したのが2015年3月。それから約3年、「釜石鵜住居復興スタジアム」が完成し、この度、オープニングイベントが開催されました。
イベントでは、約30年前に日本選手権7連覇を果たし、釜石市を本拠地に活躍していた当時のチーム「新日鉄釜石」と、その8連覇を阻止した「神戸製鋼」のOBが結集し、一時代を築いた絆で熱い試合を繰り広げ、会場は懐かしさと熱気に包まれました。
オープニングイベントのスペシャルゲストには、歌手の平原綾香さんが釜石東中生と共に合唱を披露し、透き通る歌声を響かせました。
その後、スタジアム完成のメモリアルマッチとして、釜石シーウェイブス(トップチャレンジリーグ)vsヤマハ発動機(トップリーグ)の対戦が行われました。釜石シーウェイブスは、24-29と惜敗しましたが、トップリーグ昇格を目指しているチームにとって貴重な一戦となりました。また試合のハーフタイムにはEXILEのメンバー5人と一緒に、釜石市、大船渡市、会津若松市の中学生約240人が一体感のあるダンスで会場を盛り上げました。
イベントの様子は、釜石市民ホール内でパブリックビューイングが行われたこともあり、直接スタジアムへ行くことができなかった方も、会場の熱気に負けない盛り上がりをみせました。
2019年9月に開催される本大会では、全国12会場でラグビーの試合が行われますが、その中で唯一新設されたのが釜石市の会場です。建設された場所は、津波で全壊した鵜住居小と釜石東中などがあった跡地。座席数は常設約6千席で、本大会では仮設1万席が増設されるということで、本番に向け、釜石市内、岩手県内はもちろん、国内外から熱い視線が向けられています。
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