11月20日(金)、土湯温泉において、「土湯温泉16号源泉バイナリー発電所」の竣工式・竣工祝賀会が行われました。
土湯温泉は震災の影響で複数の旅館が休廃業し、観光客が激減するなど、深刻な被害を受けました。この現状から土湯温泉の復興を目指し、地元資本による復興まちづくり会社の「㈱元気アップつちゆ」が、再生可能エネルギーによる新たなまちづくりを進めるために、本発電事業を進めてきました。
バイナリー発電は、すでに湧き出ている土湯温泉の源泉の温泉熱を利用して電気をおこすことができるため、環境への負担が少なくなります。これは土湯温泉だからこそできる取り組みであり、その地域にある自然や構造物等の資源を有効に活用することで、再生可能エネルギー開発の可能性がより高まることが期待されます。
竣工式では若松復興副大臣や小林福島市長等が祝辞を述べ、終了後、関係者は「㈱元気アップつちゆ」の加藤勝一代表の案内によりバイナリー発電所を視察しました。
この発電所は11月16日より東北電力へ売電を開始しており、ここに東日本初の商用バイナリー発電事業が幕開けしました。今後は、発電時に生じる温水を利用した魚介類養殖や植物工場での植物栽培など、地域固有の資源を生かした震災復興・地域活性化の事業が進められます。
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