原子力発電所事故の影響で全村避難している飯舘村が福島市飯野町に建設した復興公営住宅飯野町団地が8月31日に完成し、竣工式が行われました。
飯舘村の幼稚園と中学校は福島市飯野町に、小学校は川俣町に避難しており、子供達の多くは福島市内からスクールバスで片道1時間をかけて通園・通学しています。
復興公営住宅の整備箇所は、幼稚園、中学校、小学校や村役場の避難先に近いことから、子育て世代を支援するための「村外子育て拠点」(木造2階建て住宅23戸)として整備されました。また、入居者の子育て支援と地元飯野町の方々との交流もできる機能を合わせた集会所も整備され、飯舘村の木と飯野町(平成20年に福島市と合併)の木は共にアカマツであることから「ふれあいほ~る まつぼっくり」と名付けられました。
竣工式では、菅野典雄村長や根本匠復興大臣らが出席してテープカットを行ったほか、飯舘村草野幼稚園・飯樋幼稚園の園児が和太鼓演奏を披露し、完成を祝いました。
なお、原子力発電所事故の避難者を対象にした災害公営住宅の完成は初めてであり、事業費には国のコミュニティ復活交付金が充てられました。
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